牛丼チェーンの「すき家」が、カレーのリニューアルを発表した。
甘口ベースに変更を行い、ターゲット層を拡大する。
辛さを求める客には、「特製辛口ソース」で“味変”が可能になっている。
新しいカレーは、10月1日から提供開始予定だ。
カレーを甘めにリニューアル
「カレーは辛い」という概念が変わるかもしれない。

気になる発表をしたのはカレー店ではなく、意外にも牛丼チェーンだった。
ゼンショーグローバルファストホールディングス・寺田健吾部長は、「牛丼のすき家という認識は、結構持たれていると思うが、カレーもすき家と想起していただけるような商品にしたい」と思いを語った。

すき家は、牛丼と並ぶ主力商品だというカレーを、「甘め」にリニューアルすると発表した。
その狙いは、「ターゲット層」の拡大だ。
これまでも、小学生未満を対象に甘口のお子様カレーを提供していたが、小学生や辛いものが苦手な大人の層を取り込めていなかったという。
常連客たちは、このリニューアルについて、「すき家のカレーはシャバシャバしてて、口の中でポッと辛くなる」、「今までのは辛いの苦手な人からしたら、ちょっと辛いのかな」とコメントした。
「辛さを自分で調節」特製辛口ソースで味変も
リニューアルされたカレーを食べた記者は、「従来のものよりも色合いが優しい気がする。辛さはまったくなく、かなり甘みがダイレクトに感じられます」と感想を語った。

一方で、辛いルーを食べたい人には「特製辛口ソース」が用意されていて、1つの商品で“味変”ができるという。
インタビューを受けた女性は「甘口だったら、私もあんまり辛口は苦手なので食べに行きたいなと思います。今は、子どもの舌の味でどこにしようかって決まりますよね」と回答。
別の女性も「辛さを自分で調節できるようになればすごくいいな」とコメントした。
新しいカレーには、10月1日午前9時から切り替わる予定だ。
(「イット!」 9月24日放送より)