秋の訪れを告げる花・コスモスの話題。例年より早く見ごろを迎えた山形市の面白山高原では、色とりどりのコスモスが鮮やかに咲き誇っている。
暑さの影響で1週間早い咲き始め
標高約500メートルの場所にある山形市山寺の面白山高原コスモスベルグには、約5ヘクタールの敷地に、100万本ものコスモスが植えられている。
この記事の画像(5枚)斜面を埋め尽くすように咲き誇っていて、風に揺られるコスモスは秋の訪れを感じさせてくれる。
2024年は暑い日が続いたため、早咲きの「キバナコスモス」は例年より約1週間早く8月25日に咲き始め、9月13日現在ほぼ満開となっている。
管理に苦労も美しいじゅうたんに
暑さの影響で、管理には苦労したそうだ。コスモスベルグ管理代表の高橋行夫さんによると、暑さと雨不足の影響でコスモスの背が伸びず、例年と比べると6~7割の背丈ほどだという。
背丈が短いと雑草が目立ちやすいため、いつも以上に周りの草取りに苦労したそうだが、その丁寧な管理のかいあって、オレンジ・黄色・赤と、色とりどりのコスモスが鮮やかな美しいじゅうたんを作り上げていた。
秋の風を感じながら癒されて
高原の澄んだ空気に癒されながらゆっくり歩いて楽しむことができるコスモスベルグ。高橋さんは「気候も街に比べれば少し涼しいので、その辺りも魅力」だという。
また、高橋さんは「じっくりと見てもらいたい」と話す。
約3種類のキバナコスモスや、十数種類のピンク色のコスモスが咲いていて、「よく確かめてもらうと『変わったコスモスがあるな』というのが見られる」のだという。
キバナコスモスの見ごろは9月いっぱいで、これからは遅咲きのコスモスが咲き始め、10月中旬まで楽しめるという。
(さくらんぼテレビ)