8月28日深夜、新潟県妙高市で70代男性が野生動物に襲われ、鎖骨を折るなどの重傷を負った。足跡などから男性を襲った野生動物はクマと見られている。
“クマ”とみられる野生動物に襲われ男性重傷
「この辺でクマに後ろから引っかかれて、クマと一緒に杉の木の横から草むらに落ちた」
こう話すのは28日午後11時半ごろ、妙高市下平丸の道路上でクマと見られる野生動物に襲われた75歳男性の長男だ。
この記事の画像(5枚)長男は救急隊から男性が被害に遭ったと連絡を受け、病院へ急行。その後、「朝方家に帰ったら血だらけになったタオルがあった」という。
被害に遭った男性は自力で自宅に戻り、「畑でクマに襲われた」と消防に通報。
男性は鎖骨が折れ、背中などに切り傷を負っていて、運ばれた病院で入院しているが、命に別条はないという。
畑に向かう途中で…周辺では複数のクマ目撃情報も
しかし、なぜ男性は夜遅くに野生動物に襲われたのか。
男性の長男は「涼しい時間帯に野菜を取りに行きたいということで、畑に向かっていてその途中でクマに襲われた」と話す。
畑に向かって歩いている際に背後から突然襲ってきた野生動物。
男性は目が見えないため、動物の姿を確認することはできなかったが、長男は「現場周辺を探していたら、クマらしき足跡があった」とクマらしき足跡を示した。
さらに、現場周辺では最近になってクマの目撃情報が複数寄せられていることから、警察は野生動物がクマであった可能性が高いとしている。
長男も「一昔前に比べると、かなりクマの出没頻度が増えていて、怖いなといういのは感じている」と話す。
警察などは現場の近くには民家があることから周辺住民に注意を呼びかけている。
(NST新潟総合テレビ)