神奈川県の由比ヶ浜海水浴場で巡回しているのは、ライフセーバーの楠本慶明(くすもと・のりあき)さん。

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 楠本慶明さん:
ライフセーバーというと黒くて、筋肉質みたいなイメージがあると思うんですけど私が言うのもなんですけれども、そうではない。

 そんな楠本さんが手に持っているのは、救助用の機材ではなく、何かのコントローラー。

視線の先にあるのは、ドローンです。

 ドローン音声:現在ドローンによる安全監視を行っております。

 楠本さんは、こうしたドローンを駆使して、海の安全を守る“異色のライフセーバー”なんです。

 楠本慶明さん:
これまで10分かかっていたものが2分ですんだりっていうのは、ライフセーバーにとっては非常に大きな時間なのです。

 これにより、ライフセーバーをより多く配置できるようになったほか、近年、深刻なライフセーバー不足の解消にも期待を寄せています。

 楠本慶明さん:
(ドローンは)我々の体力的な部分をカバーしてくれる。例えば、社会人の30代から50~60代の方がドローンがあることによって、いろんな年齢の方がライフセービングを始めることができる。

 ライフセーバー歴15年の楠本さんは、より多くの事故を防ぐため、“幅広い年代のライフセーバーを増やしたい”と活動を続けています。

 楠本慶明さん:
泳ぐ、走る、ボードをパドルするっていうだけがライフセーバーの役割じゃない。

「こんな関わり方があるんだ、じゃあ自分も」って思える方が出てくるといいなと思います。

幅広い世代のライフセーバーを増やしたいと、ドローンを駆使し奮闘する楠本さんの活動は、あすも続きます。
(「イット!」8月20日放送より)