小林鷹之前経済安保相:
私、小林鷹之は来たる自民党総裁選挙に覚悟を持って出馬することをここに表明します。
8月19日、自民党総裁選への出馬を“一番乗り”で表明したのは、自らを「保守政治家」と自任する小林鷹之前経済安全保障担当大臣です。
小林鷹之前経済安保相:
私は若手からベテランまで多くの信頼する同志と共に、自民党は生まれ変われることを証明したい。だからこそ脱派閥選挙をこの総裁選で徹底する。旧派閥に対する支援は一切求めない。
最後に憲法改正です。政治の要諦は危機管理です。緊急事態条項の新設そして、自衛隊の明記は喫緊の課題です。
9月に行われる総裁選には、10人以上が出馬に意欲を見せるなど、激戦の様相を呈しています。
その中で、いの一番に、出馬の条件となる議員20人の推薦人を確保し、出馬表明を行った小林氏。
当選4回の49歳は、初代の経済安全保障担当大臣も務めた若手のホープです。
トレードマークは、会見でも身に着けていた“オレンジ色のネクタイ”。
――いつもオレンジのネクタイですね?
小林鷹之前経済安保相:
力強い色でありながらも、温かいっていうそういう色でオレンジにしました。
事務所には、モンゴルの要人から贈られたという、楽器が置かれていました。
小林鷹之前経済安保相:
これ音、出るかな?
――音楽は得意なんですか?
そんなに得意じゃないです(笑)。
そんな小林氏の人柄について、小林氏と同じ2012年の衆議院選挙で当選した、めざまし8コメンテーター金子恵美さんに話を聞きました。
金子恵美さん語る「コバホーク」の人物像とは?
金子恵美元衆院議員:
欠点がないっていうのが欠点っていうのは本当にそうで、すごく人格者です。
金子恵美元衆院議員:
結構政治家って足の引っ張り合いで、「あいつが出世したら」「あいつらのポストついたら」って、思うと思うんですけど、たかちゃん(小林議員)が嫌だっていう人って私、あんまり見たことがないです。
小林氏は、千葉県出身。開成高校を経て、東京大学に入学。
東大時代はボート部の主将も務めました。卒業後は、財務省に入省した、いわゆる“超エリート”。
小林の「コバ」、タカの英語「ホーク」を合わせて「コバホーク」の愛称で親しまれているといいます。
金子恵美元衆院議員:
普段からやっぱり優秀ですし、キャリアも人柄もいいので、一目置かれてはいたと思います。今回はこういう局面で、自民党は非常に厳しい国民の目が向けられていて、生まれ変わらなければいけないという…、こうした局面においては、最善の最高の人選だと私は思いますね。若手がみんな応援してる。
さらに、小林氏の支持者にも話を聞きました。
税理士による小林鷹之後援会 太宰真澄会長:
夏祭りの時期は、20カ所以上、呼ばれたところ(祭り)は、全部回って挨拶をする。すごくタフだと思います。
小林氏と、10年以上付き合いがあるという後援会長の太宰さん。
小林氏は、お祭りがあると、趣味だという、「みこし担ぎ」に参加するといいます。
税理士による小林鷹之後援会 太宰真澄会長:
みこし担ぎも本当に暑い中、わっしょいわっしょい1時間以上担いだりされます。
そして、もう一つの趣味は、マラソン。
そのマラソンを巡っては、こんなエピソードも・・・
税理士による小林鷹之後援会 太宰真澄会長:
経済安全保障大臣になった時も、毎日マラソンしていたらしいんですが、SPの方は一緒に行かないとダメなんですけど、SPの方が「今日も行くんですか…」って、ちょっと、しんどそうな感じで。
一回「フルマラソンに出たい」って言った時は、さすがに「安全を確保できません!」っていうことで(SPに)止められたって、言ってました。
多くの派閥が解消され行われる自民党総裁選は、9月の予定です。
(めざまし8 8月20日放送より)