プロ顔負け小学5年生の個展が高知県四万十市で開かれた。プロのカメラマンの技に感動し、わずか2年で腕を磨いた山田龍士郎くん(10)の作品は、訪れる人々を驚かせた。

お客さんもびっくり!小学生が個展開催

鮮やかな黄色い羽に真っ赤な目、じっとこちらを見つめる「ハタオリドリ」に。ピンクの羽を広げた「フラミンゴ」の写真。

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この写真をみた人たちは「ようこんな羽広げたところ撮れるね」、「すごい才能、小学生なのに」「「うん?小学生?小学生なの?撮ったのは?」とお客さんもびっくり。

そう!この写真を撮ったのは小学生。四万十市の「しまんとぴあ」で「写真展 鳥たち」が開かれていた。小学5年の山田龍士郎くん、10歳が撮影した約150点が展示されていた。

さらに驚きなのが撮影した場所だ。

小学生写真家・山田龍士郎くん:
ほとんどここにある写真は全部ルワンダという東アフリカにある国で撮りました。

龍士郎くんは母・美緒さんが女性支援を行っている東アフリカの「ルワンダ共和国」で、3歳から暮らしている。母の友人が四万十市にいた縁で、4年前から5月以降の3カ月間は東中筋小学校に通っている。そして、今回初めての個展を四万十市で開くことになった。

山田龍士郎くん「ここの前に葉っぱがあるんですけど、とった時に首がこうなってて(傾いてて)意味不明な感じで写っててめっちゃおもしろいなって思って。気に入ってます」とハタオリドリの写真について解説してくれた。

望遠は使わず近づいて撮る

2022年、プロのカメラマンが撮った鳥の写真に感動し撮影を始めた龍士郎くん。わずか2年ほどで腕を磨き、撮りためた写真は4000枚に上る。

母の美緒さんは「とにかく夢中になって撮るので。ちょっとでもアングルとか目線が気に入らなかったら気に入るまで探し続けて、ずっと撮るというところはすごいなって思いますね」と話す。

愛用しているのは一眼レフカメラだが、望遠レンズは使わず鳥にそっと近づいてシャッターを切るのが龍士郎くん流だ。

小学生写真家 山田龍士郎くん:
日本でもいっぱい撮ってみたいです。アカショウビンっていう鳥、いろんな種類のカワセミやめっちゃきれいなブッポウソウっていう鳥やヤイロチョウとかを撮りたいです。

(高知さんさんテレビ)

高知さんさんテレビ
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