高知市で“ミステリーマガジン”の「ムー」とコラボした企画展が開かれている。高知で起きた「UFO事件」にスプーン曲げ…、この夏は、世の中の不思議な世界に足を踏み入れてみてはいかが?
UFOを捕獲?「介良事件」とは…
高知市の県立文学館では、「創刊45周年記念 ムー展~謎と不思議に挑む夏~」が開かれている。

「ムー」とは、1979年に創刊された“スーパーミステリーマガジン”だ。
文学館では毎年夏、親子で楽しめる企画を行っていて、2024年に創刊45周年を迎えたムーとコラボした企画展を開いている。

会場には雑誌の記事や書籍、フィギュアなど約200点の資料があり、宇宙や未確認動物などの不思議な世界に浸ることができる。
資料の中には、高知の謎と不思議に迫ったコーナーもある。

1972年に高知市介良(けら)で中学生たちがUFO(未確認飛行物体)を目撃し、捕獲したとされる「介良事件」。当事者からの証言を基に作られたUFOの模型が展示されていたり、愛媛と高知の県境を通る「UFOライン」でUFOをとらえたとされる写真を紹介したりしている。

また、関連して文学館に所蔵されている江戸時代末期から明治にかけて書かれた県内に登場する妖怪の書物が展示されている。
ユリ・ゲラーが曲げたスプーンも!
一方、1970年代に超能力ブームを巻き起こしたユリ・ゲラーさんが実際に曲げたスプーンも展示されていて、その隣にはスプーン曲げを体験できるコーナーがある。

高知さんさんテレビ・田村優介アナウンサーもスプーン曲げを体験。懸命に念じるも…、残念ながらスプーンは曲がらなかった。
また、自分が欲しいものに銀の棒が反応するという「ダウジング」も体験できる。

田村アナウンサーが試したところ、向かって左の箱にすごい反応があった。その箱の中に入っていたのは水晶!田村アナウンサーは水晶が欲しかった?

さらに会場内にはフォトスポットもあり、まるでUFOにさらわれるような写真を撮ることができる。
親子で知的好奇心の刺激体験を
高知市から訪れた人は「昔からムーが好きで、興味があって来た。秘密結社が好きなので、小っちゃい時、自分も入りたいと思ってた」と話し、千葉県から訪れた人は「自分が知らない未知のもの、ワクワクするじゃないですか」と話していた。

県立文学館 福冨陽子主任学芸員は、「ムーの世界を楽しむとともに、高知の謎と不思議もご紹介しておりますので、知的好奇心を刺激する世界を親子一緒に楽しんでいただきたいと思います」と話す。

「創刊45周年記念 ムー展~謎と不思議に挑む夏~」は、高知県立文学館で9月16日まで開催されている(観覧料500円)。
また、文学館では9月15日・16日の2日間、疫病の流行を抑える伝説の妖怪「アマビエ」に自由に色を付けて、自分だけの「アマビエ」を作ることができる工作イベントも期間中開かれる。
(高知さんさんテレビ)