食卓に欠かせない野菜の値上がりが家計を直撃し、消費者から悲鳴が上がっている。野菜の高値はいつまで続くのか、家計の負担を少しでも軽減するためのコツや今買い時の野菜をバイヤーに聞いた。

宮崎市にあるスーパー「まつの」。買い物客からこんな声が…

買い物客:
大根とかブロッコリーが高いね。ほかの野菜にします。冷凍を使ったり。

実際に1000円でどれぐらい買える?

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ブロッコリーはいろどりを加えるのにちょうど良いが、1株270円。
様々な料理に使える万能野菜ニンジンは1袋で214円。
キャベツはいろんな料理に使えるが、150円くらいの相場が、なんと411円。

3つで895円。残り100円で買い足せるものがなかなかない。

こちらのお店で、2023年の同じ時期と比べキャベツの値段は約2倍から3倍、ブロッコリーは約1.5倍、ニンジンとトマトは約1.3倍になっている。

まつの 青果部バイヤー 徳元隆さん:

利益のことは考えず、少しでも手に取っていただける値段で販売する状況。

どうしてこんなに値上がりしているか?

まつの 青果部バイヤー 徳元隆さん:
2~3月の春先に雨が多かった影響で、野菜の出荷量が減っていることが原因。

食卓に欠かせない野菜の値上がり。この野菜の値上がりはいつまで続くのか?

まつの 青果部バイヤー 徳元隆さん:
もうしばらく時間がかかる。7月になれば高冷地の野菜が出てくるので、少し落ち着いてくると思う。

家計の負担を少しでも軽減するにはどうすれば良いか

ブロッコリーの代わりに(少数パックの)トマトとキュウリ、キャベツ1玉を2分の1カットとカット野菜に変えると、これで986円。種類が多く買えた。

まつのでは、野菜を半分、4分の1にカットした販売や、カット野菜の品ぞろえを増やしたりしている。

また、生産者が毎朝直接野菜を持ち込むコーナーでは、青果コーナーより安く購入できる。

これからの時期、買い時の野菜は…。

まつの 青果部バイヤー 徳元隆さん:

オクラやゴーヤが旬を迎える。宮崎はキュウリの産地なので、キュウリは買い求めやすい値段になっている。夏野菜は比較的買い求めやすくなると思う。

野菜の値上がりによって飲食店も苦境に

宮崎市のお好み焼き店では、店長が苦しい胸の内を明かした

かたおか 濵田拓哉店長:
通常より3倍近くまで上がっているので、価格的には厳しい。

1個当たりの利益などを考えると厳しいところではあるが、お好み焼きとしてはキャベツがメインなので量を減らすことは一切考えずに提供している。

多い時で1日12玉のキャベツを使うが、今のところ値上げは考えていない。

かたおか 濵田拓哉店長:
ずっと続くことではないので、今は我慢してお客様のために提供していきたい。

一刻も早く戻ってくれると助かる。

(テレビ宮崎)

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