眼鏡をかけなくても日常生活を送れるのがちょっとした自慢の筆者。

そんな自分が愛読している本が、『どんどん目が良くなるマジカル・アイ MIRACLE』(2007年刊、宝島社)だ。パターン化された模様のようなカラフルな絵を子どもの頃に見たことがあるという人も多いのではないだろうか。

実は、そこに描かれている絵がかなり奥深い。一見意味のないように思える平面の絵でも、じっと眺めているとそれまで見えていなかった別の絵が浮かび上がってきたり、絵そのものが立体的に見えたりするのだ。

初めて知った人も久しぶりの人も、まずはこの絵で面白さを体験してみてほしい。

何が隠れているか分かるかな?
何が隠れているか分かるかな?
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平面に描かれた1枚の絵。一見すると、絵の下部に草や小花が広がっている様子に見えるだろう。

このように3匹の小鳥が浮かび上がる
このように3匹の小鳥が浮かび上がる

しかし実はある特殊な見方をすると、何もないように見える絵の下部に、3匹の小鳥が浮かび上がってくるのだ(詳しい見方は後述)。

筆者が愛読している本(編集部撮影)
筆者が愛読している本(編集部撮影)

ちなみに、“マジカル・アイ”に初めて出会ったのは小学生の時だったが、最初はなかなか立体視の感覚がつかめず、慣れない目の使い方に悪戦苦闘していた。

しかし絵に奥行きを感じられるようになった瞬間は、子どもながら絵の美しさのとりこになったことを覚えている。

続けていくと絵の隅々まで見渡せるようになり、どこまで細かく見えるだろうと本を近づけたり遠ざけたり、夢中になって見たものだ。

2023年発売の“マジカル・アイ”(編集部撮影)
2023年発売の“マジカル・アイ”(編集部撮影)

2007年発刊の1冊をずっと愛読し続けていたのだが、ふと調べてみると、2023年にも“マジカル・アイ”シリーズが発売されていることに気がついた。本を初めて手にしてから16年たった現在もシリーズとして継続していたのだ。

この絵には文字が隠れている(※答えはギャラリーページ)
この絵には文字が隠れている(※答えはギャラリーページ)

そこで話を聞いたのは、シリーズ1作目から編集を手掛ける、宝島社書籍局第1編集部の宇城卓秀編集長。

宇城編集長によると2001年8月に1作目が発刊した“マジカル・アイ”シリーズは、現在までに75冊を展開しているという。シリーズは累計780万部を突破している(2024年4月現在)。