山形県内には4月17日・18日、約1年ぶりに黄砂が飛来した。車が汚れてしまい「週末に洗車を」と考えている人も多いかと思うが、注意しないと車を傷つけてしまうかもしれない。
約1年ぶり 山形県内で黄砂観測
黄砂の飛来が落ち着いた19日午前、山形市にある自動車販売店を訪れると、屋外に置いていた車に黄砂がびっしりと付着していていた。
![19日午後の山形市内は青空に…](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/9/1/700mw/img_913e707b058e472bfe101093e789db4694903.jpg)
19日午後の山形市内は、スッキリとした青空が広がった。
![18日午後の山形市内](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/a/6/700mw/img_a6e38f9a3d2fed8481db4a2356a4e61860505.jpg)
そして18日午後に撮影した映像は、飛来した黄砂の影響で遠くの山がかすんで見え、違いが明らか。
気象台によると、18日の山形市は水平方向で見通しが利く距離を示す「視程」が約7km。2023年4月以来、約1年ぶりに県内で黄砂が確認された。
黄砂を“こすらず”洗うことが大切
黄砂は成分が硬く、形が角ばっている。このため普通の砂より汚れが落ちにくく、車に付着したままにすると、こすれてキズがついたり、雨でぬれると粘土のように固まってしまったりする。
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特に注意が必要なのが、屋根や車体の側面・ワイパーの縁といった細かな場所。
販売店では、洗車担当のスタッフのほか、他部署からの応援も加わって汚れを落としていた。
オートセブン アルボ営業部・石岡陽太さん:
ボディの表面についているので、それを拭いた影響で傷がつかないように、最初に水をかけてから洗浄します
![高い水圧で黄砂を洗い流す](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/700mw/img_04cf2b0d52064fde6e54718eba90f8d696381.jpg)
黄砂の汚れを落とす際に最も大切なのは「こすらないこと」。
まず、高い水圧でしっかり黄砂を洗い流し、その後、十分にシャンプーを泡立ててきれいにしていく。大切な商品のため、この販売店では通常週1回行う洗車を、この時期は2回ほどに増やしているという。
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オートセブン アルボ営業部・石岡陽太さん:
黄砂をそのまま放置してしまうと、車体にこびりついてしまったり、汚れる原因になるので、洗車の回数を増やしています
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/8/0/700mw/img_80a07bd27ae6914cfd671778b9ecb10d94544.jpg)
またこの時期は、コーティングの作業が忙しくなるのも特徴で、通常時より3割ほど多く注文が入るという。車体に膜を張ることで、黄砂だけでなく春に多い花粉が車体につきにくくなるほか、水で汚れが流れ落ちやすくなるメリットがある。
黄砂の飛来は一旦ピークは過ぎたが、気象台は5月ごろまでは飛来する可能性があるとしている。
(さくらんぼテレビ)