4月6日、群馬県高崎市で9歳の女子児童が遮断機や警報機がない「第4種踏切」で列車にはねられ、死亡する事故があった。新潟県内でも14年前に10歳の男子児童が死亡する事故があったほか、3年前にも第4種踏切で死亡事故が発生している。第4種踏切の現状を取材した。

“第4種踏切”で死亡事故

4月6日、群馬県高崎市の上信電鉄の踏切で近くに住む9歳の女子児童が電車にはねられ死亡した。

事故現場(群馬・高崎市)
事故現場(群馬・高崎市)
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散歩中に犬を追いかけて踏切に入ったとみられる女子児童。事故が発生した踏切は遮断機や警報機が設置されていない「第4種踏切」だった。

新潟でも死亡事故… 閉鎖された踏切も

この第4種踏切での事故は過去に新潟県内でも。

2010年、柏崎市の第4種踏切で10歳の男子児童が電車にはねられ死亡する事故が発生。

事故現場(2010年・柏崎市)
事故現場(2010年・柏崎市)

2021年には、上越市福崎新田の踏切で妙高はねうまラインの普通列車とバイクを運転していた近くに住む男性が衝突し、当時78歳の男性が死亡する事故があった。

事故現場(2021年・上越市)
事故現場(2021年・上越市)

この事故から約2年半、上越市で事故のあった第4種踏切の跡地は封鎖され、柵がつけられていた。

事故後 封鎖された第4種踏切
事故後 封鎖された第4種踏切

えちごトキめき鉄道によると、この踏切は事故を受け、道路管理者や住民と協議した結果、事故の再発を防ぐため閉鎖したという。

第4種踏切 新潟県内には45カ所

その一方で、国土交通省によると、遮断機や警報機のない第4種踏切は2022年度末時点で県内に45カ所残っているという。

三条市
三条市

踏切の近くに住む人は「ないと不便」と話す一方で、「事故が今までないからよかったようなものだけど、ちょっと怖い」と話していた。

なくならない第4種踏切 その理由は…

危険性を指摘する一方、なぜ第4種踏切はなくならないのか…

総務省の実態調査で「鉄道事業者と地域住民の協議が進まないこと」が課題だと指摘されている。

実際に、上越市で閉鎖された踏切の近くに住む人からも「使っている人にしたら困ると思う」「おばあちゃんたちが歩いて渡る。左右見てわずかな距離だから、残してもらいたいという思いはトキ鉄さんや行政に伝えた」と閉鎖後の不便さについて口にしていた。

それでも痛ましい事故を防ぐため、第4種踏切の解消に向けての取り組みは「待ったなし」だ。

(NST新潟総合テレビ)

NST新潟総合テレビ
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