4月7日(日)、満開の桜咲く阪神競馬場(芝1600m)で牝馬クラシック初戦・桜花賞(GI)が行われた。

2番人気のステレンボッシュ(牝3・J.モレイラ)が”2歳女王”で1番人気のアスコリピチェーノ(牝3・北村宏司)を制し、「桜の女王」に輝いた。

ステレンボッシュは2023年12月の阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)でアスコリピチェーノにクビ差の2着で敗れた雪辱を果たした。

今回ステレンボッシュと初コンビを組んだのが、“マジックマン”の異名を持つジョアン・モレイラ騎手(ブラジル・40)だ。

前回来日の2023年秋競馬では重賞4勝とその存在感を遺憾なく発揮、今回もそれを証明してみせた。モレイラ騎手の勝利インタビューは以下の通り。

――初コンビ、乗ってみての強さは?
パドックで乗った時からすごく良い感じでした。返し馬もレース前も落ち着いた雰囲気でした。実にプロフェッショナルな雰囲気でした。レース中もスムーズで非常に強い勝ち方をしたので、能力の高い馬です。

――どんなレースプランで臨んだ?
前走(阪神JF)2着という結果でしたが、そのVTRを見た時にはもう少し(スタート時の)ゲートを上手く出したりとか、リズム良く競馬ができればいいなと思っていました。きょうはそこまでスタートは速くなかったですが、まあ満足できるポジションから道中いいリズムで乗っていて、(最後の)直線に入って手応えが良くて、非常に素晴らしい脚を見せてくれたので、先頭に出てもさらに余裕があったので、強い勝ち方を見せてくれまし、素晴らしい馬です。

――3歳1冠となったが、この先は?
きょうは本当に強い勝ち方で、レース道中もすごくリラックスしていたし、(このあと)距離が延びても問題ないと思いますので、これくらいの能力を持った馬だと、これからも非常に楽しみです。

なお、5着までに牝馬3冠第2戦・オークス(5/19)への優先出走権が与えられる。

1着:ステレンボッシュ
2着:アスコリピチェーノ
3着:ライトバック
4着:スウィープフィート
5着:エトヴプレ

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

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