日本赤十字社に就職した、天皇皇后両陛下の長女、愛子さま。
2日朝も、日赤に出勤され、車の窓を開けて笑顔で一礼された。
愛子さまは就職にあたって宮内庁を通じ、社会人としての抱負、そして結婚観などを文書で寄せられた。

愛子さまが文書で寄せられた「結婚観」

「成年の会見から2年が経過いたしましたが、結婚への意識はその頃と変わっておりません」

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「一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」

結婚観について、こう綴られた愛子さま。

2年前には…。

(2022年 成年皇族会見)
「まだ先のことのように感じられ、今まで意識したことはございません。」

「今まで意識したことはない」と話された2年前と「変わっていない」としながらも…。

「両親のようにお互いを思いやれる関係性は素敵だなと感じます」と、「お互いを思いやれる関係性は素敵」と率直な思いも明かされた。

さらに「出会い」について…。

「心を動かされる出会いというと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、私にとっては、これまでの出会い全てが心を豊かにしてくれた、かけがえのない宝物であり、深く感謝しております。
これからも様々な出会いに喜びを感じつつ、一つ一つの出会いを大切にしていきたいと思います」

記者「リアルなキャンパスライフ経験が大きな変化に」

愛子さまの結婚観に関して、フジテレビ皇室担当の宮崎千歳記者は、このように話す。

フジテレビ報道局 宮内庁キャップ 宮崎千歳記者:
この1年で、リアルなキャンパスライフを経験されて、実際に色々な学生に会うという経験をされたというのは、とても大きな変化だったと思う。

フジテレビ報道局 宮内庁キャップ 宮崎千歳記者:
先週三重県に行かれたときに、かつての皇族の女性の恋愛について、「タブーですか」と質問された場面もありましたので、将来の自分のご結婚ということについて、思いをはせるという部分は当然持ってらっしゃるんだとは思います。

また、愛子さまは大学卒業後の進路に就職を選ばれた理由についても明かされた。

「公務以外でも様々な困難を抱えている方の力になれる仕事ができればと考えるようになり、大学卒業後は社会に出て、福祉関係の仕事に就きたいという思いを抱くようになりました」

文書の最後には皇族数の減少に伴い、安定的な皇位継承を巡る議論に関してこう綴られた。

「公務に携わることのできる皇族の数は、以前に比べて少なくなってきていると承知しておりますが、制度に関わる事柄につきましては、私から発言することは控えさせていただければと思います」

このように言及は避けた上で、「一つ一つのお務めに丁寧に向き合い、天皇皇后両陛下や他の皇族方をお助けしていく」と答えられた。
(「イット!」 4月2日放送より)