小林製薬の紅麹(べにこうじ)原料を使ったサプリメントを摂取していた2人が、新たに死亡していたことが判明した。
小林製薬は28日、株主総会を開いている。

新たにサプリ摂取の2人死亡と発表

集まった株主からは、会社の管理責任を追及する声や早期の原因解明などを求める声が聞かれた。

サプリを窃取していた2人が死亡と新たに発表
サプリを窃取していた2人が死亡と新たに発表
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小林製薬は28日新たに、紅麹を原料とする機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取していた2人が死亡していたと発表した。

2人は腎疾患と疑われる症状があったということだが、摂取と死亡の因果関係はわかっていない。

死亡した人は合計4人に
死亡した人は合計4人に

死亡した人は、これであわせて4人になる。

これまでに入院した人は106人にのぼり、大阪市は27日、「紅麹コレステヘルプ」を含む3つの商品を回収するよう命じる行政処分を下した。

小林製薬は、紅麹原料を170社以上に供給していて、これまでに55社が自主回収や販売中止を発表している。

株主から管理責任追及する声

午前10時から開かれた株主総会には57人の株主が参加し、冒頭に小林章浩社長が、今回の問題について謝罪したうえで、「被害の拡大防止と原因の究明に全力を尽くす」と話したという。

株主総会には57人の株主が参加
株主総会には57人の株主が参加

株主からは「なんでこんなことなったのか、すごくショックが大きい。早く原因がわかって、ほかの物を飲んでいる人もいっぱいいるので、安心させてほしいなということだけをお願いしたい」、「みんなにこんだけ迷惑かけているのは問題だ、管理責任。株主もだまっていてはだめだと思うよ、こういうときに株主は声を上げないと」などという声が聞かれた。

株主からは、製品と健康被害の関連はあるのかなどの質問が出ていて、小林製薬は29日に記者会見を開く予定。
(「Live news days」3月28日放送より)