簡易トイレや大量のサプリ…。能登半島地震で被災した石川・珠洲市でいま、支援品の“メルカリ出品疑惑”が巻き起こっている。
慰問に訪れた「SMILE-UP.」所属の「なにわ男子」が避難所で配ったタオルまで出品される事態となっている。

「なにわ男子」が避難所で配ったタオルは990円で落札

情報が石川・珠洲市に寄せられたのは、3月中旬のことだった。

「支援物資がメルカリに出品されているのではないか」

珠洲市が確認したところ、避難所で配られた支援物資をメルカリで出品しているアカウントは2つで、そのうちの1つとみられるのが、このアカウント。

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サプリ10袋が1800円で落札されていて、よく見ると「プレゼント品」と書かれた非売品だ。
出品者を見ると…

発送元が石川県となっている。

このアカウントでは他にも、様々なサプリや簡易トイレを出品。

その一つ、「なにわ男子」のタオルは990円で落札されている。
珠洲市によると、慰問に訪れた「なにわ男子」が、避難所で配ったタオルだという。

支援物資の出品について、被災者からは「支援物資もらって、お金に換えるのは非常識」「法に触れなくても、道徳の問題ですよ」と憤りの声が聞かれた。

石川・珠洲市の 泉谷寿裕市長は21日夕方、「残念なことでありますね。転売することは、厳に慎んでいただきたい」と話した。
(「イット!」 3月21日放送より)