週末のポカポカ陽気から一転、18日は全国的に気温が低く、冬に逆戻りしたような寒さに。
さらに、北風も吹き荒れ、東京では最大瞬間風速21.1mを観測しました。

強風でめくれあがる仮設テント
強風でめくれあがる仮設テント
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東京・足立区の首都高速では、強風の影響によりトラックが横転。隣の車線を走っていた軽自動車と接触する事故が発生しました。

風の影響で横転したトラック
風の影響で横転したトラック

街の至る所では、集積所に置かれていたゴミが強風で飛び散る被害が。

足立区住民:
ごみの日だと思うので月曜は。でもこれはちょっとひどい。

さらに千葉県八街市では、落花生畑の土が強風で巻き上がる「やちぼこり」が発生。

舞い上がる土ぼこりで、前の車を視認するのもやっと
舞い上がる土ぼこりで、前の車を視認するのもやっと

田中良幸キャスター:
街全体が土ぼこりでうっすらと先までもう。わぁ…この奥ひどいですね。100mほど奥にいったところの先、見えなくなっていますよ。畑の土が強風で舞い上がっています。

取材を続けていると、突然の強風で、すぐ脇の畑から土ぼこりが発生。一瞬で視界が奪われました。

あまりの土ぼこりに、市内の道路では日中から車がライトをつけて走行。近くの中古車販売店では、洗車に追われていました。

――これ全部きょうの朝の?
中古車販売店スタッフ:
そうですね。ちょっと洗車しても、少し残ってしまったりする。1回の洗車では、なかなかやっぱり取りきれなかったりしますので、念入りに洗車をさせていただいております。

埼玉県川口市の公園では、幅50cm以上ある大きな木が、強風で倒れる被害も。

季節が「冬」に逆戻り 20日も注意が必要

全国的な「春の嵐」が吹き荒れる中、季節が春から冬に戻ってしまった場所もありました。山形市では、前日から10℃以上も気温が低下。早咲きのソメイヨシノが雪の中で凍えています。

群馬県みなかみ町では、午前中から雪が降り始めました。

取材スタッフ:
午前11時半を過ぎた、みなかみ駅前なんですが、かなり雪と特に風が強くなってきました。

荒れに荒れた18日。
しかし、天達武史気象防災キャスターによると、あす20日(祝)は関東平野部をはじめ全国的に雷雨やひょうの可能性があるというのです。

天達気象防災キャスター:
18日から20日にかけて、夏のゲリラ雷雨のような激しい雨が降る可能性が出てきました。20日の午前6時~午前8時ごろの発雷確率を見ていると、日本海側、能登半島付近まで雷の発生確率が高いと予想され、激しい雷雨になって山陰地方では停電する可能性も出てきています。

天達気象防災キャスター:
昼になると、関東が中心になります。東京~千葉にかけて発雷確率が高くなっており、ピンポイントで激しい雷雨になる可能性があります。
20日は、強い寒気が引きずり下ろされるような形になるので、ひょうが降ったり、あられが降ったりという可能性があります。

今年の2月5日に関東は大雪が降ったのですが、そのときに「雪雷」という言葉が出てきたんです。雪の中、雷が鳴るという。非常に珍しいんですけども、今回も郊外や山沿いは雪で積乱雲が非常に発達しますので、雷が鳴って場合によっては雪・あられ・ひょうという危険性があるので、20日は晴れからいきなり雨が降って雷雨になったり、山沿いでは雪になったりと非常に天気が変わりやすいので、お気を付けください。

関東は北風が非常に強まって、18日同様夕方以降は急激に気温が下がるので、20日はまだ冬の格好のほうがよいと思います。
(めざまし8 3月18日放送)