鳥取ゆかりの「ポケットモンスター」のキャラクターがデザインされたラッピング列車の出発式が3月10日、JR鳥取駅で行われた。世界的な人気キャラクターの力を借りて、2025年「大阪・関西万博」にやってくる海外・国内からの人の流れを鳥取県に呼び込む狙いだ。

鳥取の“推しポケモン”をデザイン

3月10日、JR鳥取駅2番ホームに入ってきたのは、新たなラッピング列車「とっとりサンド列車」だ。

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世界的な人気キャラクター「ポケットモンスター」とのコラボで実現した。
車体には、鳥取県を代表する観光地である鳥取砂丘、大山をモチーフにした2種類の背景に、鳥取県の“推しポケモン”、「サンド」と「アローラサンド」が描かれている。

3月10日の「サンドの日」にあわせて運行が始まり、鳥取駅で出発式が行われた。

“とっとりふるさと大使”の「サンド」と「アローラサンド」
“とっとりふるさと大使”の「サンド」と「アローラサンド」

サンドとアローラサンドは砂地を好むポケモンで、砂丘がある鳥取県にぴったりだと、2018年、「とっとりふるさと大使」に任命され、県のイメージアップに貢献している。

そんなサンドとアローラサンドが車内のいたるところに出現。床には、砂丘を歩いたかのような足跡まで残されている。

運行初日、お目当ての列車を見るために来たというポケモンファンは「サンドに会えるのが楽しみで来ました。砂丘にもまだ行くことができていないので、行ってみたい」「ご当地ごとにいろんなキャラクターがコラボしているので、それをお目当てに来ています」と喜んだ。

知事もPR「“サンド”の旅をよろしく」

そして「とっとりサンド列車」の1番列車が、多くのファンに見送られながら、無事出発した。

鳥取県 平井伸治知事は、「きょうは、太陽の光がさんサンド(と)輝きます。ぜひ皆様、サンド(三度)の旅よろしくお願いします。ごサンドウ(賛同)くださーい!」と、得意のダジャレで運行開始をPRした。

「とっとりサンド列車」は、鳥取県、JR西日本と「ポケモン」を活用してイベントなどの事業を展開する株式会社ポケモンが連携し、実現した。

2025年の「大阪・関西万博」に向け、国内外に鳥取県の認知度をアップし、観光客誘致につなげるのが狙いだ。

株式会社ポケモンの廣瀬千尋さんも「鳥取の魅力を様々な地で感じていただくとともに、ポケモンがそれに沿えるような形で、両方の魅力を上げていければ」とエールを送った。

「とっとりサンド列車」は、2028年3月まで山陰本線・豊岡-米子間と因美線で運行される。

(TSKさんいん中央テレビ)

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