見ていて気持ちがほっこり温かくなる愛媛県立とべ動物園のニューフェイスを紹介。
ラブラブカップルなムツオビアルマジロ
2023年9月に南米から愛媛県立とべ動物園やってきた、ムツオビアルマジロのチムチム（メス）とタムタム（オス）。
愛媛県立とべ動物園・二宮香澄キーパー：
どちらもが活発でとても若々しくていい子たちだと思います。どちらかというとオスの方がちょっと気が強いのかなと思うんですけど、ご飯の時間になるとメスの方も結構ワーッと負けずと寄ってきてお互いにちょっとしたバトルがあったりします。
ご飯の時間はよくバトルを繰り広げているという。
繁殖を目的としてやってきた2匹だが、実は「今のところ相性も良くラブラブカップル」と、二宮キーパーのお墨付き。とても仲良しなのだ。
突いて起こしにいったり、一緒にお昼寝をしたり、どんな時でも一緒の様子が見られるという。また水浴びをするときもお昼寝をしているときもお腹を見せているチムチムとタムタム。とべ動物園にもすっかり慣れて安心しているようだ。
見た目がとても似ているが、キーパーさんはどのように見分けているのだろうか。
愛媛県立とべ動物園・二宮香澄キーパー：
どこで見分けるかといったら耳の形ですね。チムチムちゃん（メス）の左耳の形がさくらの花びら一枚のような形。
じっくりと観察をしてチムチムとタムタムを見比べてみると、チムチムの左耳ださくらの花びらのような形をいている。
ニューフェイスはキーパーも
続いては、2024年1月からとべ動物園に仲間入りした平木雅キーパー。
平木さんはこれまで自然環境の保全や野生動物の研究していたが、キーパー募集の案内を見て、直接動物園に足を運び熱意を伝えたそうだ。
愛媛県立とべ動物園・平木雅キーパー：
これまで仕事でも研究でも野生動物とか自然と関わり続けて、もっと動物について知りたいなという好奇心もあって応募しました。
現在はふれあい動物センターの小動物やポニー舎、羊たちの飼育を担当している。
愛媛県立とべ動物園・平木雅キーパー：
来て1カ月位なんですけどだいぶ慣れました。近くで見ると触れたり表情とか見られるのですごく楽しいです。近い距離なので触れたりしますし匂いもしたりして、五感で動物を感じられるすごい新鮮な毎日です。
平木さんの働きぶりに上司の池田敬明さんは「驚くほど吸収力があります。過去例にないくらい成長速度はやい」と絶賛している。
新人キーパー平木さんにも注目だ。
つぶらな瞳でお母さんに甘えん坊
最近名前が決まった。ラマの赤ちゃん「ライミ」。
愛媛県立とべ動物園・二宮香澄キーパー：
名前はライミ。南米のアンデスの言葉ケチュア語という言葉で祭りという意味。お祭りといったらわっしょいとか明るいというイメージからつけました。
明るく元気に育ってほしいとの意味も込められているという。まだ、生まれて2カ月だが体重は生れたときの約2倍の20kgあまりまで成長した。
そんなライミくんが生まれた時には驚きの出産劇あったそうだ。
愛媛県立とべ動物園・二宮香澄キーパー：
実は外で産み落としそうになったので慌てて収容したんですが、結構ぎりぎりまで産む間近まで分からずだった。準備はしてて生まれるぞというのはあったんですが、生れてみるとするするっと生まれちゃってびっくり。
お母さんは体が小さく心配されていたが、立派に子育てをしているそうだ。
愛媛県立とべ動物園・二宮香澄キーパー：
気温が低い時なんかは体温が冷めないように一緒に寄り添う姿も見受けられました。その姿は親子って感じで。優秀なお母ちゃんやね。
そんな愛を感じ取ったライミくんはお母さんのことが大好き。常に近くにいたり真似をしてエサを食べたりかわいらしい姿を見せてくれる。
愛媛県立とべ動物園・二宮香澄キーパー：
結構しっかりしたつぶらな瞳とかまつげが長くてかわいい男の子ですので、じっくり観察してみんな名前で声をかけてくれたら。
さらに2月10日にジャガーの赤ちゃんが生まれた。現在カメラで確認できているのは1頭でよく寝て元気よく動いているそう。
それぞれの動物をよーく観察してみると、今まで見えていなかった動物たちの姿を目撃できるかも!?
赤ちゃんたちと新人キーパーの成長も見逃せない。
（テレビ愛媛）
