2024年3月1日付で菊池警察署の署長に着任した三宅晶子警視に意気込みを聞いた。熊本県警では初めての女性署長だ。
県警初の女性刑事として活躍
菊池警察署の署長に着任した三宅晶子警視。
この記事の画像(6枚)菊池警察署・三宅晶子署長:
本日付で菊池警察署長を命じられました、三宅晶子です。初めましての人もおられますし、大谷翔平選手の結婚相手ほど興味はないかもしれませんが…。笑うところね!
テレビドラマに登場する刑事に憧れていたという三宅署長。熊本大学法学部を卒業後、1993年に熊本県警の警察官に採用された。その次の年には県警初の女性刑事となり、様々な事件を担当。
当時、TKUが取材したニュース映像には、自身が携わった誘拐事件の捜査について、次のように振り返る三宅署長の姿があった。
三宅晶子署長(1998年):
「被害者発見!けがなし!」の無線。母親に娘さんの無事を告げながら私は涙が止まりませんでした
“女性初”の肩書にはプレッシャーも
そして、3月1日付で菊池警察署の署長に着任。熊本県警初の女性署長。以前は“女性初”という肩書きにプレッシャーを感じていたこともあったという。
菊池警察署・三宅晶子署長:
最初は“自分がダメなら女性がダメだと思われるのでは”というプレッシャーがあり、必要以上に頑張りすぎた部分もあった。女性にしかできない警察の仕事は確実にある。プラスアルファの努力をするのは今も変わらない。菊池の皆さんが安全に、安心して暮らせる街をつくるために警察としてできることを頑張りたい
熊本県警によると、現在、警察官の女性比率は約1割、警部以上の幹部職員において女性が占める割合は1.7パーセントだ。
2021年からの3年間では採用人数の約3割が女性で、今後はさらに女性警察官の割合を増やしていきたいとしている。
(テレビ熊本)