林の中にたたずむ数匹の白いもの…よく見るとウサギです。
撮影者が近づいていくと、今度は茶色いウサギも出てきて、逃げる様子も…。
実は今、このウサギをめぐって、警察が動物愛護法違反の疑いで調べを進めているといいます。
神奈川県逗子市で見つかったウサギの大群…、最初に発見されたのは2月20日でした。
2月20日 警察に最初の通報「道路にいた」
通報者「ウサギが道路にいた。1羽いたので周辺を見たら11羽いた」
通報者の家族によると…、
最初に通報した住民の妻：
（ウサギが）十何匹いて、それでうちの人が一匹だけ抱えてきて、私のところに相談に来たわけ。
カラスに狙われていたため、一時的に保護。その後市役所に連絡したといいます。
動画撮影者と共に発見現場へ「おかしいなって…」
めざまし8は動画の撮影者と共に、ウサギを発見した山中の現場を取材しました。
サバイバルゲームフィールドGARDEN-Z運営・山村利一さん：
23日の朝8時ごろに見つけて、ウサギのあとを追っかけてったんですよ。それで中見たらウサギが10羽以上いてこれはおかしいなって。
サバイバルゲームフィールドGARDEN-Z運営・山村利一さん：
もう30羽ぐらい。まあいたんでしょうね。いくらウサギ繁殖力強くたって、1日じゃ沸いて出てくるわけないんだから。
その後も連日、ウサギは目撃されていました。まるで湧いて出るように、次々と姿を見せているウサギ。
警察によると、先週から逗子市内で路上や竹やぶなどから発見されたウサギの総数は30匹以上になるといいます。
そして今、何者かが遺棄した疑いが浮上しています。
現在、ウサギは県の動物愛護センターで保護されているということですが、警察は、何者かが遺棄した可能性があるとみて、動物愛護法違反の疑いで調べを進めています。
そもそも野ウサギの可能性はないのでしょうか？ウサギのブリーダーに話を聞きました。
バニーファミリー横浜オーナー・吉村真由美さん：
体がきれいだったのと痩せ細ってなかったので、最近まで誰かに飼われていたのかなと思いました。
野ウサギではなく、誰かが飼っていたウサギだと指摘。
もし、遺棄されたウサギだとすれば、どのような罪に問われるのでしょうか？
NPO法人どうぶつ弁護団理事長・細川敦史弁護士：
（ウサギは）愛護動物にあたりまして、遺棄したらいけないと法律に書いてあります。1年以下の懲役、または100万以下の罰金と定められています。
(めざまし8 2月29日放送)
