春の暖かさも束の間、真冬の寒さに。

この冬は北海道だけでなく、全国的に気温が乱高下している。

野菜の価格にも影響が出ているようだ。

気温の乱高下 野菜の価格にも影響

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札幌市手稲区のスーパー「キテネ食品館」で青果のプロに聞くと、野菜の値段にも影響が出ているという。

鍋物には欠かせない、あの野菜が割高になっているという。

「長ネギが少し高くなった。関東方面で雪が降り収穫できない。ハウス栽培ではなく露地栽培なので、収穫するのに農家も作業が滞るため入荷が若干少なくなる」(丸一泉商店キテネ店 田中 秀敏 店長)

夏の猛暑の影響で値上がりも

この冬は、全体的に北海道では暖冬傾向。

その影響を受け、値段が上昇気味の野菜も。

「ダイコンは北海道産が終わり。函館産の『雪の下ダイコン』は、函館はもう雪がなくなってしまった。『雪の下ダイコン』がほぼないから、神奈川県産のダイコンに頼るしかない。若干、高い感じ。北海道産がなくなれば道外産になるので、その分だけ高くなる」(田中店長)

また、ここにきて2023年の夏の猛暑の影響で値が上がっているものも。

「タマネギは2023年に収穫されたもの。夏の暑さの影響で収穫量が少なく、残量も出荷量も決まっているので、ずっと高い」(田中店長)

お買い得は?

一方で、今お買い得な野菜もあるという。

「葉物野菜のホウレンソウやコマツナなどは品薄ではなく、潤沢に出回っている。毎日コンスタントに仕入れて、買いやすい値段なのでおすすめ」(田中店長)

葉物野菜は産地の暖冬の影響で成長が早く、収穫量も安定しているので安値になっているという。

天候の影響で価格が変わる野菜。

賢く乗り切ることが大切だ。

北海道文化放送
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