総合スーパーのイトーヨーカ堂が店舗の営業を終了し、北海道から撤退することになった。通い慣れた店がなくなることに、北海道内ではショックが広がっている。
2005年開業初日は5000人の行列
札幌市東区に2005年に開業した「アリオ札幌」。初日は約5000人もの客が長い列をつくった。

イトーヨーカ堂が出店する北海道初の大型ショッピングセンターとして誕生した「アリオ札幌」。
エスカレーターもフードコートも大混雑。
スーパーマーケットのイトーヨーカドーに加え、「アリオモール」と呼ばれる専門店街には111のテナントが入り華々しいスタートを切った。
「イトーヨーカドー」北海道から撤退
開業から19年後「イトーヨーカドー 北海道から撤退」という衝撃的な発表がされた。

「長年、親しみがあったので残念だ」「客がそれなりに入っているのに撤退するのは、どうなのかな」「(JRの)駅直結になって使いやすくなるかなと思っていたのに、(なくなると聞いて)びっくりしている」(利用客)
アリオ札幌ではショッピングセンターの営業は続けるが、食品売り場は食品スーパーのダイイチに引き継がれるなど、北海道内では大規模な再編が行われることになる。