「めざまし8」のスタジオに、パリ五輪の切符を手にして2月13日、日本に帰国した、バスケ女子日本代表の髙田真希選手、馬瓜エブリン選手、宮崎早織選手、山本麻衣選手が出演。激闘の裏側を語ってくれました。

3大会連続五輪出場へ「カナダに勝つしかない」

パリ五輪出場の切符をかけた世界最終予選。初戦、世界ランク9位の日本は世界4位のスペインを撃破。

髙田真希選手
髙田真希選手
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1勝1敗で迎えた強豪・カナダとの最終戦。一進一退の攻防が続く中、日本の選手たちが躍動します。

パリ五輪出場を決めたバスケ女子日本代表選手
パリ五輪出場を決めたバスケ女子日本代表選手

そして、見事3大会連続の五輪出場を決めました。

MC谷原章介 小室瑛莉子アナウンサー
MC谷原章介 小室瑛莉子アナウンサー

MC谷原章介:
パリオリンピック出場決定、本当におめでとうございます!

倉田アナの家にすみ着くモンスター ほりもん:
僕も感動しちゃったよ~。あれから毎日ボールを握りしめて寝ています。

大興奮のほりもん
大興奮のほりもん

ーー今のお気持ちはいかがですか?
髙田真希選手:

率直にうれしいです。あとはもう、ちょっと、ほっとしました。
近年リオオリンピックと東京オリンピックと2大会連続で出ていて、東京オリンピックの時に盛り上がったように、私たちはバスケットをもっともっと盛り上げたいっていう気持ちもすごくあったので、ここで途絶えてしまうとオリンピックの世間の認知度というのはやっぱりものすごい影響力があるので、そういった意味でも自分たちで勝ち取れたっていうのはすごく大きかったので、ほっとしました。

髙田真希選手
髙田真希選手

小室瑛莉子アナウンサー:
本当に最後の最後まで気が抜けない戦いが続いたと思いますが、エブリン選手、最後のカナダ戦いかがでしたか?

馬瓜エブリン選手:
生きた心地はしなかったですね。常に足は震えてましたけど。カナダに勝つしかないとしっかり腹をくくってみんなで戦えたかなと思います。

馬瓜エブリン選手
馬瓜エブリン選手

MC谷原章介:
ランク的に言うと前の試合(ハンガリー戦)で下のチームに負けた訳じゃないですか。

馬瓜エブリン選手:
この試合に負けたことがみんなの雰囲気だったりショックは大きかったんですけど…。

MC谷原章介:
チームはどんな雰囲気だったんですか?

馬瓜エブリン選手:
私はもう一点を常に見つめて。

MC谷原章介:
相当追い込まれていた…、髙田選手も?

髙田真希選手:
私は切り替えることが大事だと思っていたので、その辺は大丈夫でしたけど。試合終わって控え室に戻ったらエブリンが最初にいて、もう悲壮感が漂っていて。“話しかけるなオーラ”が漂っていた。

勝利に導いたプレー SNSでも話題に

カナダ戦の中で“注目のプレー”がありました。そのプレーにSNS上では、「コレで全てが決まったと言っても過言じゃない」「本当にビッグプレーだった」「オリンピックはこのプレーで決まった」などのコメントが上がっていました。

山本麻衣選手
山本麻衣選手

それが、試合終了残り40秒のプレーです。
ゴール下に切り込んでいった宮崎選手がバックパス!相手にパスカットされそうな所を山本選手が素早く反応してキャッチ。ドリブルで切り込み、そのままシュート!見事にネットを揺らし、ダメ押しのポイントとなりました。

MC谷原章介:
SNS上でもすごい反響。本当にここで決めたのは大きかったと思います。決めた瞬間はどうでしたか?

山本麻衣選手
山本麻衣選手

山本麻衣選手:
本当にうれしかったですね。3点差とかだったので、まだ気が抜けない展開だったので、ああいう場面で最後決めきれたっていうのはすごくうれしかったですし、みんなの勝ちたい気持ちっていうのもあってそれも表現できていたのでそれがあのシュートにつながったのかなと思います。

ほりもん:
一番印象に残っているのは、試合終了直後にみんなで円陣組んでたじゃん。チームで一つになってる感じがしてじーんときちゃったんだ。宮崎選手…さおりんは決まった瞬間どんな気持ちだった?

宮崎早織選手
宮崎早織選手

宮崎早織選手:
本当にうれしかったですし、ほっとしました。みんなで円陣組んでいて、涙が止まらなかったです。

ほりもん:
死の組って言われてたから勝ち抜いて喜びもひとしおだと思うんだけど、真希ちゃん、チームがすごくまとまってる感じがするんだけど、雰囲気はどうだったの?

髙田真希選手:
雰囲気はよかったですよ。1カ月くらいこのチームでずっと合宿含めて一緒にいたんですけど、日に日によくなっていますし、特にハンガリー戦で負けてからこうやってカムバックしてきたってことはチームの雰囲気がよかったからこそ最後勝ちきれた部分もあるので、チームの雰囲気は最高でした!

東京五輪から変化 新生日本代表

バスケ女子日本代表といえば、東京五輪でトム・ホーバス監督が指揮して銀メダルを獲得したことが記憶に新しいですが、現在の女子バスケ日本代表は東京五輪から3つの変化がありました。

まず1つ目は「監督」です。トム・ホーバス氏から恩塚亨氏に変わりました。

そして「メンバー」。東京五輪の12人中6人を入れ替え、平均年齢も25.8歳から27.4歳に。「平均身長」も175.6cmから174.4cmになっています。

MC谷原章介:
監督も替わって、平均身長も少し下がって、見ていて戦い方変わったと思うんですけど、どういうふうに変わりましたか?

山本麻衣選手:
やっぱり小さくても戦う上でチームディフェンスだったり、オフェンスだったら東京オリンピックでもそうだったんですけど、3ポイントというのが日本の強みになって来ると思うので、その3ポイントをどうやって目指していくかっていう戦術の部分だったりっていうのが東京オリンピックから変化した部分かなと思います。

馬瓜エブリン選手:
ここからは3ポイント、そして止まらないとにかく動き続けるバスケットをできるようにもっともっと進化していきたいなと思います。この後Wリーグも始まりますので、女子のこの明るく楽しい選手たちをぜひ見に来てもらいたいなと思います!
(めざまし8 2月14日放送)