福岡市と北九州市の間に位置する「道の駅むなかた」。平日の開店前にも関わらず、すでに朝から行列のできる道の駅だ。開店と同時に来店客が一目散に向かうのは、鮮魚コーナー。刺身用のマダイが2尾で600円。サバは4尾入って、なんと300円なのだ。

すぐに人だかりができ、「新しいし、値段的には安かですよ」と話す来店客。そんな道の駅を取材。

鮮度抜群!人気の鮮魚コーナーは行列

新鮮で安い魚を求めて、年間約160万人が訪れ、九州・沖縄で12年連続売り上げトップを誇る道の駅むなかた。

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「JAFさんからいただきました」と林信宏営業部長が誇らしげに自慢する盾。道の駅むなかたは、2023年12月、JAFの会員が選ぶ「イチオシ道の駅グランプリ」で初の3年連続1位に輝き、殿堂入りを果たしたのだ。

「道の駅むなかた」林信宏・営業部長:
本当に光栄に思っております。ありがとうございます。

旬を迎えているタイや、ブリ。ブリは1尾が1kgあたり1,000円。1尾丸ごと買う人が数多くいた。

「鮮度が違うからですね、ここは」と来店客が口をそろえるイキの良さ。道の駅むなかたの鮮魚は「その日の朝にとれた」というだけではない。水揚げされた魚を1匹1匹その場ですぐに締めることで、鮮度が保たれ歯応えも良くなる。

直売所に併設されたレストランも大人気だ。味噌汁のついた「鯛・ブリ丼」は1480円。

試食した赤木希アナウンサーも「おいしい~。タイはしっかりした歯応えで新鮮さが分かりますね。かみしめるごとにタイのうま味と甘みが広がってゴマダレがよく合っておいしいです」と絶賛。

野菜も新鮮、果物も安い まさに殿堂入り

人気の秘密は鮮魚だけではない。新鮮野菜や果物もお買い得商品が数多くあった。

取材した日には、とても立派な大根が100円。「宗像あまおう」は680円とスーパーなどに比べるとかなりお買い得だ。

古賀市からの来店客も「お魚よりもお野菜を買いに来ます。おいしいです、すごく。開店してすぐ、お魚のところにわぁ~と客が行くでしょ。私は一目散にお野菜のところに」と鮮魚だけでなく野菜の品質にも高く評価している。

加工品も人気商品がある。宗像産のワカメを混ぜたノリの佃煮は、2023年に1万個を売り上げた大ヒット商品だ。さらに、道の駅むなかたでは、独自の加工品もシーフードからスイーツまで70種類以上を開発している。

「道の駅むなかた」林信宏営業部長:
やはり、いま以上に、安全安心な食材を提供するということを心掛けて、頑張ってきたいと思ってます。

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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