山形・酒田に残る花街の歴史と文化を守ろうと、山形市の老舗呉服店が酒田舞娘に振袖10枚を寄贈した。

華やかな振袖10枚を寄贈

酒田舞娘に振袖を寄贈したのは、山形市で約450年続く老舗呉服店の「とみひろ」で、1月17日は冨田浩志社長から舞娘茶屋「相馬樓」の新田嘉一樓主に目録が手渡された。

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寄贈された振袖は、白と真紅の正絹の生地にボタンや菊の柄をあしらった相馬樓をイメージした「揃い」が6枚と、「柄違い」が4枚の計10枚で、京都の職人が手がけた。

着用した酒田舞娘が演舞披露

17日は3人の酒田舞娘がお披露目のため、早速着用して演舞を披露した。

酒田に今も残る花街の歴史と文化を守り、次世代につないでもらおうと今回初めて酒田舞娘に寄贈されたもので、とみひろではこれまでにもやまがた舞子に振袖を寄贈している。

とみひろ・冨田浩志社長:
日本の着物文化は少なく見ても1,000年以上の歴史があり世界に類を見ない。微力ながら我々の職業として貢献できればうれしい

酒田舞娘にとって揃いの着物は初めてで、今後、酒田まつりや海外公演などの特別な舞台で着用する予定。

(さくらんぼテレビ)

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