毎年「成人の日」になると個性溢れる衣装で注目されている北九州市。しかし、過去には逮捕者も出るなど、市民からは「北九州の恥」とも言われてきました。
この記事の画像(15枚)しかし今年は、個性あふれるド派手な衣装をアートとして発信しようと、地元の有志らがファッションショーを開催したんです。
圧倒的に目立っていたのは、やはり“昭和の不良”のようなスタイルをド派手に着飾っている男性たち。
キラキラ光る羽織に金と銀の袴、視界を遮る大きすぎるリーゼントは、緑や赤、紫に染まっています。
バックスタイルは、魚をイメージしているそうです。
真っ赤な傘をさす男性が持っている銀色の扇子に刻んだ文字は…「俺参上」。
キラキラ光るピンクの衣装の男性は、小物もピンクに統一されています。
個性溢れる衣装を次々に披露する新成人たち…。
大きな花が描かれたオレンジ色の振り袖の女性は、ボブカットの頭に金粉をかけていて、キラキラとかなり目立っています。
今回の“ファッションショー”企画について、北九州市の新成人に話を聞いてみると…。
北九州市の新成人:
北九州だから、派手にした方がいいと思います。北九州に生まれたこと誇りに思ってます
北九州市の新成人:
人生で1回なのでいいと思います。
北九州市の新成人:
最高です!バリ最高!お母さんありがとう!
ド派手衣装文化を、世界に!
今回のファッションショーに協力した、北九州市の成人式で“ド派手な衣装”を貸し出すことで知られる貸衣装店「みやび」の代表・池田雅さんに、今回の企画について話を聞きました。
貸衣装店「みやび」代表 池田雅さん:
未来の可能性はいくらでも、どこまでいくんだろうと。可能性しかない。
去年、世界4大コレクションの一つ、ニューヨーク・ファッション・ウィークに、自らデザインした衣装を出展した雅さん。
北九州市のド派手衣装文化を世界にアピールしていきたいと、今回のファッションショーに協力したといいます
貸衣装店「みやび」代表 池田雅さん:
(ニューヨークでの)素晴らしいランウェイ体験を新成人に味わってもらいたい。ランウェイを歩くことが、新しい未来へ続く道になることを願って、企画を進めてきました。
それぞれが思い入れのある“ド派手”な衣装でランウェイを歩ききり、ファッションショーは
成功で幕を閉じました。
(「めざまし8」1月8日放送より)