1月5日で、能登半島地震の発生から4日が経過した。

そんな中、新たな命が誕生したというニュースが入ってきた。赤ちゃんが生まれた石川・七尾市の恵寿総合病院前から、向山侑希キャスターが中継でお伝えする。

恵寿総合病院で新しい命が誕生

恵寿総合病院では発災後、新たな命が誕生した。

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産婦人科病棟は被害を受けたが、別の建物は被害を受けていなかったため、被害を免れた建物にある、内視鏡などを行う部屋に分娩室が設けられた。

発災の約2時間後、里帰り出産を予定していた、石川・穴水町にいる妊婦から病院に連絡があり、無事出産。母子ともに、5日現在も順調な経過だという。

赤ちゃんを取り上げた医師は、「全員が被災者の中よく頑張ってくれた。そして、出産後にお母さんが『こんな時でも生まれてくるんだね』とひと言。もうそれしかない」と、深くうなずきながら話してくださった。

能登には、産科を取り扱っている病院が5つあるが、その中で唯一、この恵寿総合病院だけが水が出て、電気が通っている。そのため、帝王切開などを能登の全域から受け入れている。

自らも被災した医師やスタッフが集まり、中には家の片づけをせず、そして、家族を残したままここにきている医師、スタッフがいる。そんな中で、皆さん能登の医療を守ろうと、能登の命を守ろうと懸命に活動している。
(「イット!」1月5日放送より)

<フジネットワーク サザエさん募金>能登半島地震救援https://www.fnn.jp/articles/-/638539