いよいよ、21日開幕する「全日本フィギュア」 
数々の試練を乗り越えてきた“不屈のスケーター” 三原舞依(みはら・まい)選手(24)がミラクルを起こす! 

浅田真央さんからのメッセージが励みに

10代の時に難病を患い長期離脱するなど、24歳にして“人生のドン底”を知る三原舞依選手。 

三原舞依選手(24)
三原舞依選手(24)
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三原舞依選手:
まだ“人生ここで終わりじゃない”と思って、“ドン底”からはい上がるのはすごく大変だったんですけど…。

2023年も右足を負傷し、 苦しいシーズンとなったが、先日、憧れの先輩・浅田真央さん(33)から届いたメッセージが励みになったという。 

浅田真央さんからのメッセージが励みに
浅田真央さんからのメッセージが励みに

三原舞依選手:
絶対にあきらめないっていう思いがより強くなって、すごくうれしくて、一瞬夢かなと思っていて、次の日見ても残っていて「わー!」と思って。

自身がスケートを始めるきっかけとなった “氷上の妖精“から届いた言葉。 

三原舞依選手提供写真
三原舞依選手提供写真

三原舞依選手:
 「すごく心配していたよ」、「舞依ちゃんは大丈夫!」っていうふうに言ってくださったので、その言葉を信じて。

憧れの先輩と同じ“妖精”にたとえられる彼女。 

幼い頃から、その隣にいたのは、全日本3連覇を狙う女王・坂本花織選手(23)だった。 

幼い頃から支え合ってきた2人
幼い頃から支え合ってきた2人

坂本花織選手「良きライバル&親友です!」 
三原舞依選手「です!」 

同じチームで切磋琢磨し合い、 どんな時も支え合ってきた2人。 

2017年、 平昌オリンピック代表権を懸けた全日本選手権。 
三原選手はあと1歩、届かなかった。 

それでも、坂本花織選手がリンクに上がった際の会場アナウンスに三原選手が振り返り、リンクに向かって「ガンバー!」 と声をかけていた。

そして、夢舞台への思いを託した親友は、オリンピック出場権をつかみ取った。 

記者:
三原選手が一番うれしいことは 「かおちゃん(坂本花織選手)がオリンピックに出られたこと」だって。 

坂本花織選手「人よすぎかよ!」
三原舞依選手「何がや! 一緒に練習して来て、そりゃさ(坂本選手が)選ばれたらうれしいに決まってるやん!」
坂本花織選手「ありがとう!」 

坂本選手を後ろに引っ張る存在にはなりたくないと三原選手
坂本選手を後ろに引っ張る存在にはなりたくないと三原選手

三原舞依選手:
(2人が)“つながってる縄”があったとしたら、かおちゃんを後ろに引っ張る存在にはなりたくなくて、どんどんついていって前に進んでいけたらなと思うので。

しかし2019年、 三原選手は体調不良のため、シーズンを全休。 

“強くなって笑顔で滑ること”を誓い、2020年の全日本に返り咲いた
“強くなって笑顔で滑ること”を誓い、2020年の全日本に返り咲いた

それでも“強くなって笑顔で滑る”ことを誓い、2020年、全日本のリンクに返り咲いた。 

三原選手がいると「やる気がみなぎる」と坂本選手
三原選手がいると「やる気がみなぎる」と坂本選手

坂本花織選手:
(三原選手がいると)やる気がみなぎっている状態。正直、練習も“これくらいでいいかな”って考えがすごくあったんですけど、舞依ちゃんがいると「あ、自分もこんなんじゃダメやわ」って。 

三原舞依選手:
会えなかった分の“かおちゃんの温かさ”をすごく感じます。

いくつもの苦難を乗り越えてきた三原選手にとっての 「フィギュアスケート」とは。 

“弱い自分をちょっとだけ強くしてくれた”のがスケート
“弱い自分をちょっとだけ強くしてくれた”のがスケート

三原舞依選手:
小さい頃から体が弱々しくて、“弱い自分をちょっと強くしてくれた”のがスケートで、こんなに密度の濃い素敵な「思い出を語って』って言われたら、「これも!これも!これも!」って言えるような日々を送ることができたのは、本当にスケートと私を支えてくださるたくさんの方々のおかげなので。

自らを“不屈のスケーター”として育ててくれたスケートへかける思いは誰にも負けない。

もう一度表彰台に上がれるようスケートを楽しみたいと三原選手
もう一度表彰台に上がれるようスケートを楽しみたいと三原選手

三原舞依選手:
昨年の全日本でかおちゃん(坂本選手)と一緒に表彰台にのぼることができて、いつ思い返してもうれしくて、もう一度、表彰台に上がれるようにスケートを楽しんで。
(右足首は)痛いときはすごく痛いんですけど、でもなんとかします! 大丈夫です!
(「イット!」12月20日放送より)

「全日本フィギュア」21日開幕
フジテレビ系列で夜7時から4夜連続中継