「大掃除の日」である12月13日、専用の容器以外に洗剤を移し替えることは絶対にしないよう、東京消防庁が呼びかけた。

気体が発生…缶の腐食も

騒然とする駅の構内。東京・足立区の西新井駅で5月、女性2人がけがをする事故が起きた。

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男性が、職場でアルカリ性の洗剤をアルミ缶に移し替え、持ち帰っていたところ破裂したのだ。同じことが大掃除で発生する危険がある。

東京消防庁が公開した実験映像では、アルカリ性の洗剤をアルミ缶に入れると、中身がどんどん泡立ち、気体が発生。2時間後には缶の横が腐食して、洗剤がもれ出してきた。

2時間後、中のアルカリ性洗剤が漏れ出している
2時間後、中のアルカリ性洗剤が漏れ出している

アルミ缶にふたをして密閉した場合では、しばらくすると缶が弾け飛んだ。倒れたアルミ缶を確認すると、底の部分が大きく膨らんでいた。

ふたをして密閉すると、缶が弾け飛んだ
ふたをして密閉すると、缶が弾け飛んだ

さらに10分後には、アルミ缶を入れていた外側のケースごと爆発した。

さらに10分後…ケースごと爆発
さらに10分後…ケースごと爆発

東京消防庁は、専用の容器以外に洗剤を移し替えることは絶対にしないよう呼びかけている。
(「イット!」 12月13日放送より)

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