国会では、三宅伸吾防衛政務官が10年前に事務所スタッフにセクハラ行為をしたと「週刊文春」が報じたことをめぐり、野党が事実関係をただしたが、三宅政務官は「身に覚えがない」と否定した。

阿部博行記者が国会記者会館から伝える。

三宅政務官「法的措置も視野に対応していく」

副大臣・政務官3人が辞任した「辞任ドミノ」に続く今回の報道に、政府与党内には不安の声も出ていて、三宅政務官は「セクハラの事実はない」と否定し、報じた週刊誌側と全面対決する構えだ。

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16日午前の参院外交防衛委員会では、質問に立った立憲民主党の福山哲郎参院議員が、「あなた(三宅政務官)がセクハラまがいのことをしたという報道が出ています。まったく遺憾です」と述べると、三宅政務官は「私が事務所の女性スタッフに対し、10年前にセクハラを行ったとのご指摘の報道については全く身に覚えがありません」と答弁した。

三宅政務官は、週刊文春に対し抗議文を提出したと明らかにした
三宅政務官は、週刊文春に対し抗議文を提出したと明らかにした

さらに三宅政務官は、16日、週刊文春に対し抗議文を提出したとした上で、「法的措置も視野に入れて対応していく」と述べた。

本人が全面否定しているが、「辞任ドミノ」に続く今回の報道に、自民党内から「話題が続くことが心配だ」と懸念する声も聞こえてくる。
(「Live news days」11月16日放送より)

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