5年前に栃木県を観光中に行方不明になったフランス人女性について、国連が行った2度目の捜査要請に対し、日本政府が「フランスの要請に従い適切に対応している」と回答したことがFNNの取材でわかった。

栃木・宇都宮駅でキャリーケースを引くベロンさん(2018年7月)
栃木・宇都宮駅でキャリーケースを引くベロンさん(2018年7月)
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ティフェヌ・ベロンさん(41)は2018年7月、栃木・日光市で観光中に行方がわからなくなっている。
ベロンさんについて国連は、事件捜査を行うことや防犯カメラの映像をフランスの捜査当局に提供するよう、2023年9月に日本政府に2度目の要請をしている。

日光市内の宿泊施設でカメラに映っていたベロンさん
日光市内の宿泊施設でカメラに映っていたベロンさん

これに対し日本政府は「写真の提供など、フランスの捜査共助の要請に従い適切に対応している」とした上で、「ベロンさんが宿泊した部屋からは血痕なども無く、事件性が疑われる証拠がない」などと回答したことがわかった。

情報提供を呼びかける、ベロンさんの兄・ダミアンさん(10月)
情報提供を呼びかける、ベロンさんの兄・ダミアンさん(10月)

ベロンさんの兄とフランス大使館は8日午後、栃木県警と面会し、日本の警察が解析した全ての防犯カメラ映像の提供を求めるという。
(「Live News days」11月8日放送より)

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