大分県竹田市で流しそうめんの距離でギネス世界記録を目指すプロジェクトが行われ、見事世界一の記録を塗り替えた。故郷を世界一の町にしようと、市民グループなどが企画した挑戦の様子を取材した。

流しそうめんで目指せギネス

流しそうめんを流す距離で世界記録を目指すプロジェクト。故郷の竹田市を世界一の町にしようと、市民グループなどが企画した。

そうめんは標高約950メートルの場所から県道など約4000メートルを下る。
世界記録に認定されるためには手で一つかみしたそうめんを流しゴール地点で25グラム以上残っていなければならない。

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プロジェクトは8月に本格始動。
流しそうめんに使う竹を伐採する作業や4メートルほどの長さに切り分ける作業から始まった。9月には切り出した竹を組み立てて流すテストも実施。

コースは久住高原と県道につくり、去年長野県で記録された3515メートルを超えようという挑戦。

迎えた本番 そうめん、いざ出発!

そして迎えた本番当日。
約4か月間の準備期間を経て、ついにスタートの時が…
みんなの思いを乗せたそうめん、いざ出発!
果たして、無事にゴールへと辿り着くことはできるのか。

順調に流れていくそうめんだが、勾配がほとんど無い場所では麺が詰まって勢いが無くなるところも。
それでもなんとか難所を乗り越えていよいよゴール地点へ。
長旅を終えたそうめんが、無事に流れ着いた。

気になるのは何グラム残っていたか…。
結果は60グラム以上で基準を大きく超えていた。

ギネス世界記録を更新

「4031.76メートルで見事ギネス世界記録達成」(ギネス認定員)

長野県で記録された距離を約500メートル上回りギネス世界記録を更新!
会場からも大きな歓声が上がった。

観客は、「迫力があってすごいと思った」「竹田が世界一ってすごいと思う」と興奮した様子で世界記録の達成を喜んでいた。

プロジェクトを企画したメンバー、市民グループ「竹姫」の安倍美緒代表は、「“私こういう夢があるんだ”というのを心から言えるような子供たちができる町になれば」と故郷への思いを語ってくれた。

企画した人たちは夢を諦めない姿を地元の子どもたちに見せたいと話していた。
その姿を子供たちが見て、きっと何かを感じてくれたのではないだろうか。

(テレビ大分)

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