2023年10月19日、栃木県上三川町でレンタカーの後部座席から女子高校生の遺体が見つかった。女子高校生は逮捕された男とSNSで知り合った可能性があるということだ。
子供の危険を避けるためにどうしたらよいのか、専門家に聞いた。
女子高校生65.5%が…ネット上の友達と「会った・会いたい」と回答
未成年を対象に、インターネット上で知り合った友人との関係について聞いたアンケートでは、ネット上の友達と「会ったことがある・会ってみたい」と答えた女子高校生の割合は65.5%もあった。
子供たちのSNSの利用について、成蹊大学客員教授でITジャーナリストの高橋さんは、こうした事件が起こる度に、同年代の子供が事件に巻き込まれている現状を伝え、「心配だからネットで知り合った人とは会ってほしくない」と繰り返し伝えることが大切だと話している。
対策は「会ってしまうことを前提に考える」
このアンケート結果のように、ネット上で知り合った人と「会いたい」と考える子供は多く、実際親に隠れて会う子供も多い。このため初めからネット上で知り合った人と会ってしまうことを前提に、子供と約束事を決めるのが重要だという。
例えば「いつ・どこで・誰と会うか、親にきちんと知らせること」「会う場合には、人通りが多い場所で、日中に短時間で会うこと」、こうした子供が巻き込まれる事件の加害者は性別や年齢・職業を偽っていることが多いため「会う前にビデオ通話をして確かめること」が重要としている。また、「会うことを親に伝えていると相手側に言っておくことも有効」だということだ。
(東海テレビ)