約6,000件を審査対象とする2023年度のグッドデザイン賞で、特に優れた20点が選ばれる「金賞」に山形市のスーパーの名物商品が選ばれた。
サクサクでジューシー!
グッドデザイン金賞を受賞した「エンドーのげそ天」は、山形市長町にある家族経営のスーパー「エンドー」で2018年から販売されている。
この記事の画像(7枚)日本海のスルメイカが使われていて、塩味がきいたプレーンのほか、カレーやチーズなど11種類の味がある。
注文を受けてから国産こめ油で揚げられるげそ天は、衣がサクサクしていて、中のイカもジューシーだ。
1日200~300人前売り上げ
3代目店主・遠藤英則さんがげそ天を売り出した背景には、げそ天を店の名物にすることでにぎわいを生み出し、「元気なご当地スーパー」を目指したいとのねらいがあった。
実際、エンドーのげそ天はSNSや口コミでおいしさが話題となり、今では1日に200人前から300人前を売り上げる看板商品となっている。
エンドーの遠藤英則さんは「工業製品が多い中で食べ物が選ばれるのは少ない。まして金賞をいただくのは誇り。うれしかった」と笑顔を見せた。
形のある製品や建築だけでなく、サービスや取り組み・活動など形のないものも審査対象となるグッドデザイン賞。審査員はパッケージやウェブサイトだけでなく、「元気なご当地スーパー」を体現し、地域を元気にしている点も評価のポイントに挙げた。
エンドー・遠藤英則さん:
「おめでとう」とたくさんの方から言われた。「山形を代表するスーパーになってください」との声ももらい、これからもがんばりたい
店主の遠藤さんは「冷凍のゲソ天もあるので全国に発送したい」と意気込んでいる。
(さくらんぼテレビ)