FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023 日本対アメリカ(10月8日 東京・国立代々木競技場 第一体育館)

来夏のパリ五輪出場権を自力で獲得した男子日本代表(世界ランキング4位・10月7日現在)は第7戦で、これまで3度五輪金メダルを獲得してるアメリカ(同2位)と対戦。2時間を越えるフルセットの激闘の末、惜しくも敗れた。

それでも世界ランキング2位のアメリカを相手に、最後まで堂々と張り合ったばかりか、ここまで控えに回っていた選手が次々と実力を発揮してみせた。

大塚達宜(22)、エバデダン・ラリー(23)、富田将馬(26)の活躍とならんで、ここまで得点の無かった期待の若手・甲斐優斗(20)が大会初得点を上げると、サービスエースも決めた。パリ五輪の本番に向けて選手層の底上げを図る上で、確かな手応えをつかんだ形だ。日本の最終順位はグループBの2位。

ここから日本のバレーボール界は10月14日(土)にVリーグ男子が開幕、21日(土)には女子も開幕を迎える。さらに海外ではイタリア・セリエAが22日(日)に開幕し本格シーズンに突入する。

今大会での出場権獲得がならなかった女子日本代表は、来年5~6月に行われる国際大会『ネーションズリーグ』1次リーグ後の世界ランキングで決まる『残り5枠』での出場を目指す。

パリ五輪は来年7月26日(金)に開会式が予定されている。