ロシアとの境界に近い北朝鮮側の鉄道施設に多数の貨物車両が確認され、武器の供給が行われている可能性があるとの分析をアメリカのシンクタンクが発表した。
アメリカのCSIS(戦略国際問題研究所)が発表した衛星画像の分析では、ロシアとの境界に近い北朝鮮の駅に73両の貨物車両が確認されたとしている。
貨物車両は、過去5年間で「前例のない数」と分析していて、ロシアに武器や弾薬の給供が行われている可能性があるとしている。

また、周辺の鉄道施設では、規模の拡大や警備の強化も行われていて、「機密性の高い商品を取り扱うための準備のようだ」とも指摘している。
プーチン大統領と金正恩(キム・ジョンウン)総書記は、9月に行った首脳会談で軍事分野や戦略的戦術的協力などについて協議していた。
(「CSIS/Beyond Parallel/Planet 2023.」
https://beyondparallel.csis.org/undeclared-north-korea-hoejung-ni-missile-operating-base/)