9月29日に公開される映画『沈黙の艦隊』に出演する俳優の大沢たかお、玉木宏、映画プロデューサーの松橋真三氏が『ボクらの時代』で鼎談。

映画にかける熱い思いを大沢が語った。

大沢たかおは「自分に対するノルマが半端ない」

これまで多数の作品で主演を務めてきた大沢。

玉木に「どういう気持ちで現場を見ているのか」と質問されると、「とにかく自分の参加した作品が、どうしても成功してほしいし、見てほしい。そのためだったら何でもいいと思っている。(自分の)役のことはあまり言わない」と、自分の役についての思いより、作品自体の成功を強く願い参加していると語った。

これに対し、大沢と20年来の付き合いがあり、映画『キングダム』シリーズなどをプロデュースしてきた松橋氏は「(大沢は)自分に対するノルマが半端ないです。(キングダムの)王騎将軍の役作りも、(僕から)何かを⾔ったわけじゃないんですよ。⾔ったわけではないけど、オファーして⼤沢さんが『イエス』と⾔ったら、勝⼿にやってくださると思っていますね(笑)」と告白。

驚きの肉体改造をして王騎将軍を怪演した大沢に、絶対的な信頼があったことを語った。

大沢のストイックさに玉木も感心

一方の大沢も「最初にオファーが来た時に(松橋プロデューサーに)『一番ネットで叩かれるのも何も、王騎になりますんで』と、捨てぜりふを残して去って行って(笑)」と、信頼の裏返しに大きなプレッシャーを受けていたことを、苦笑いしながら明かしていた。

玉木宏、大沢たかお、松橋真三氏
玉木宏、大沢たかお、松橋真三氏
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玉木も、王騎将軍を演じるため巨大な筋肉を作り上げた大沢のストイックさに、「あの体は本当にすごい」と感心。

大沢は『キングダム』出演にあたり役作りにこだわった理由について、「どうしても映画がうまくいってほしいのと、それまでなかなか漫画の実写化が苦戦することもあって。いろんな⼈たちから『実写化なんてもうやめろよ』みたいな⾔葉が聞かれるようになって…。でもそれは今まで我々が積み重ねてきたことに、お客さんの信頼をちょっと失っている事実がやっぱりあるんだろうなと思った」と、漫画の実写映画化に対する、世間の厳しい批判を意識していたことを明かした。

その上で「『キングダム』というのは、規模的にも後がない、失敗できないと分かっていたから」と、強い思いで映画に参加したことを告白。

これに対し玉木は「結果につながっていますよね。僕も(自身が出演する前の)一作目は公開初日に見に行きました」と感心していた。

(「ボクらの時代」9月24日放送より)

「大沢たかお×玉木宏×松橋真三氏(映画プロデューサー)」

ボクらの時代
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