11日午前10時前、東京・港区の赤坂御用地に天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが到着された。

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淡いピンク色の装いに帽子をかぶり、首にはパールのネックレスを着用された愛子さま。報道陣に手を振り、マスク越しでもわかる笑顔で会釈をされた。

笑顔で赤坂御用地に到着された愛子さま
笑顔で赤坂御用地に到着された愛子さま

愛子さまは11日、誕生日を迎えられた紀子さまのお祝いで、秋篠宮邸を訪問された。

コロナ禍で成年を迎え、現在21歳の愛子さまにとって、誕生日の挨拶に出かけられるのは、今回が初めて。この“お祝い訪問”について宮内庁の担当記者は…。

宮内庁担当 宮崎千歳記者:
紀子さまは皇嗣妃という立場なので、各成年皇族方からご挨拶を受けられるという慣例がある

愛子さまのお祝いを受けられた紀子さまは11日、57歳になられた。

誕生日を迎えるにあたり、記者の質問に文書で回答された。

結婚については「佳子の気持ちや考えに耳を傾けて」

宮内庁は今年6月、佳子さまが改修後の秋篠宮邸ではなく、分室で一人暮らしされていることを発表したが、一人暮らしの発表が、ご夫妻が宮邸に入居した今年3月までではなく、6月となった理由をこう明かされた。

紀子さまが寄せた文書:
私的な事柄であり、また、セキュリティーに関わる事柄でもあることから、説明を控えてきました。補足説明が必要だと考えてから準備をして、発表ができるようになったのがこの時期だったと聞いております。佳子は、普段から折にふれてこちらに立ち寄って、私たちと一緒に話をしたり、食事をしたりしています

また、佳子さまの結婚については…。

「こちらの思いや考えを伝えていくことができればと思います」
「こちらの思いや考えを伝えていくことができればと思います」

紀子さまが寄せた文書:
もしそのような話がありましたら、佳子の気持ちや考えに耳を傾けて、こちらの思いや考えを伝えていくことができればと思います

宮内庁担当 宮崎千歳記者:
娘の幸せを願う母親としての思いは、一貫していて変わらないということなのではないかと思います

一方、文書では、およそ30億円に上った宮邸の改修費を、最小限に抑えたいと希望されていたことも明かされた。

宮内庁担当 宮崎千歳記者:
(改修)費用を抑えるために部屋を新たに作らずに、そのまま分室の部屋に残られるということを選択された。分室といっても宮邸の本当に目の前、目と鼻の先にありまして、お暮らしの実態を正しい形で皆さんに知っていただきたいお気持ちがあったのではとお見受けします

愛子さまからお祝いを受けられた後、紀子さまは皇居などを訪問。天皇皇后両陛下に誕生日の挨拶をされた。
(「イット!」9月11日放送)