故ジャニー喜多川氏による性加害問題について、7日、フジテレビの「イット!」に出演したテレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏は、「日本国内での懸命な取材や報道があったにも関わらず、BBCが報じたとことで動き出したというのは反省しなければならない」と述べた。

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ジャニー氏による性加害問題を受け、ジャニーズ事務所は7日午後2時から午後6時過ぎまで4時間以上にわたり、初めて会見を行った。会見には、藤島ジュリー景子前社長、所属タレントで新たに社長に就任した東山紀之氏、井ノ原快彦氏、事務所顧問である木目田裕弁護士が出席した。

この会見についてデーブ・スペクター氏は、「言わなければならないことをちゃんと言っている。言いづらいことも結構言っているという印象だった」としたうえで、「これから(週刊誌などにより)ファクトチェックがなされると思うし、当事者の会の反論もあると思う。すべてをこのまま鵜呑みにしてはいけない」と述べた。

そして、「(性加害問題については)日本国内での懸命な取材や報道があったにも関わらず、外圧で始まった。3月にBBCが報じたとことで動き出したというのは反省しなければならない」と指摘した。

「イット!」には青山学院大学の原晋監督も出演。「東山新社長、井ノ原さんが真摯に受け答えされている」と会見の印象について語った。また、東山新社長については「実力のある俳優さんだから独立して、あるいはどこかの事務所に移籍して芸能活動できるはず。にもかかわらず、ジャニーズ事務所を立て直すために社長としてこれから頑張っていこうと。ジュニア期から40年余りお世話になっている、過ちを認めて、そこに対する恩返しを頑張っていこうという姿勢が感じられた」と述べた。
(「イット!」9月7日放送より)