男子バレーボール日本代表の宮浦健人選手が熊本にある母校の鎮西高校を訪れた。ネーションズリーグで初のメダル獲得に貢献した宮浦選手にパリ五輪への意気込みを聞いた。

運動場での練習を余儀なくされた時期も

8月29日、久しぶりに母校を訪れた宮浦健人選手。高校を卒業し、6年。今や日本を代表する選手に成長しても、ここは特別な場所だ。

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バレーボール男子 日本代表・宮浦健人選手:
特に3年生の時は体育館がなかったので。建て替わって、いい環境ができてるのかな

高校3年になった直後に熊本地震が発生。体育館は全壊となり、運動場での練習を余儀なくされた。

バレーボール男子 日本代表・宮浦健人選手:
当時は本当に苦しくてもがいていたが、その中で自分たちにできることは何か考えたし、常にいま自分にできることは何かと考えているので、あの経験が今にすごく生きてる

日本男子初のメダル獲得に貢献

高校を卒業後、早稲田大学に進学しインカレ4連覇を達成。

2021年に日本代表に選出され、2023年のネーションズリーグでは、世界ランク2位のブラジルから大金星を挙げるなど日本男子初のメダル獲得に貢献した。

バレーボール男子 日本代表・宮浦健人選手:
サーブという部分ですごく自信を持っていて、今回、ネーションズリーグでそれを証明できてよかった。今まで日本が表彰台に立つことはなかったので素直にうれしかったです

次に目指すは2024年パリ五輪への切符

世界と戦える手ごたえを得て次に挑むのは来年のパリ五輪への切符。9月に開幕するオリンピック予選を兼ねたワールドカップで上位2位以内に入ればオリンピック出場権を手に入れる。

バレーボール男子 日本代表・宮浦健人選手:
今シーズン最も重要な試合で、自分自身、パリ五輪というのは目標にしてきたので、このパリ五輪の切符だけは絶対とりたいと思っているので、残り1カ月くらい、そこに向かって突き進んでいきたい

(テレビ熊本)

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