兵庫・神戸市の須磨水族館(スマスイ)がリニューアルのため閉園してから3カ月。再整備が進む、須磨海浜公園では9月1日に一足早く、「西側エリア」が生まれ変わった。

レストランにサップも

約70年ぶりに再整備が進む須磨海浜公園でリニューアルオープンしたのは、スマスイの西側に広がる約3万平米のエリア。

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メインは、「松の杜ヴィレッジ」というお店が入った施設だ。 カフェ・ブレッドフレーバーは、「子育て支援」を軸に小さい子供連れの家族がゆったり過ごせる作りになっていて、授乳室やおむつ替えスペースも完備している。

海を臨むエリアには、大きなロブスターを豪快に味わえるシーフードレストラン「レッドロブスター」が登場。海を見ながら限定メニューも楽しめる。

須磨海浜公園店限定の「ロブスターサンド(1,419円)」は、ロブスターとガーリックバターの組み合わせが最高!

アクティビティも充実していて、バスケコートの近くにあるスポーツ用品店「ムラサキスポーツ」では、海で楽しむ“サップ(スタンドアップパドル)”や、スケートボードの体験教室などを今後始めていきたいとしている。

夏場しか人が来ないことが課題

2019年以前の公園は、老朽化が進み、海辺の施設ということで夏場しか人が来ないことが課題だったが、担当者は「芝生でイベントをして利用を増やし、年間通してにぎわいのある場所にできたら」と意気込む。

松林リニューアルにあたり、神戸市が重要視したのは市民の声だ。

神戸市民:
この辺りに、きれいな芝生の場所がなかったし広々としているので、これからももっと来たいなって思いますね。三宮とかに出なくてもオシャレなお店もあるし、ご飯とか食べられたり楽しみです

「白砂青松」と名高い松林を7割残し、景観を保全することを条件とした。

そして、市民待望の施設「ユルト カフェ&バーベキューパーク」がオープン。公園の中で、海を見ながらバーベキューを楽しめる場所をつくった。

須磨海浜公園では、2012年からバーベキューが禁止されていて、こうした施設も、市民が“熱望”したことで作られた。 利用料は1人あたり1,650円(小学生未満は無料)で、食材は基本持ち込みだが、手ぶらで楽しめるエリアもある。

2024年6月には、いよいよ「スマスイ」がリニューアル。ホテルもオープンし、完全に新しく須磨海浜公園が生まれ変わる。

(関西テレビ「newsランナー」2023年9月1日放送)

関西テレビ
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