熊本商工会議所が台湾の大学からのインターンシップを検討していることを受け、3つの大学の学生が熊本を訪れた。TSMCの熊本進出にともない、今後必要となる“台湾の人材確保”に向けた動きだ。

TSMCの熊本進出で増える台湾からの人口

インターンシップに向けた交流会には、台湾の長榮大学、淡江大学、東呉大学の学生19人が参加した。

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台湾の半導体製造大手・TSMCの熊本進出にともない、台湾からの技術者やその家族、約750人が熊本で生活する予定だ。また、検討が進むTSMCの第2工場や、台湾の関連企業の熊本進出など、今後台湾からの人口は増えることが見込まれる。

そこで熊本商工会議所では、台湾からやって来る人たちに安心して生活してもらうためにも、熊本の企業による「台湾の人材確保」が必要と考え、台湾で日本語を学ぶ学生のインターンシップを進めている。

この取り組みに、鶴屋百貨店や肥後銀行など熊本県内7つの企業が賛同し、2024年1月に予定しているインターンシップに向けて、台湾の学生と交流会が開かれた。

台湾の学生「日本企業に入りたい」

台湾の学生たちは、熊本でのインターンシップについてどう感じているのだろうか。

台湾の学生:
TSMCは台湾のみんなが行きたいところです。だから熊本は台湾の人も知っています。TSMCのことで

台湾の学生:
私たちは日本語を勉強していますが、企業の実務経験が足りないと思うので、今回の活動を通じて経験をためたい

台湾の学生:
兄が台湾の日系企業で働いていて、兄の影響で私も日本企業に入りたいなと思っています

今回、熊本を訪れた台湾の学生たちは、23日と24日の2日間で、受け入れを希望している熊本の企業を訪問する。また、熊本の魅力を知ろうと、熊本城や水前寺成趣園での観光も予定しているということだ。

(テレビ熊本)

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