熊本県内では土砂災害が相次ぎ、川の氾濫も発生しています。

熊本・甲佐町豊内で11日午前4時20分ごろ、車で避難をしようとしていた親子4人が土砂崩れに巻き込まれました。
母親と子ども2人は救助されましたが、父親が行方不明となっています。

また、美里町豊富で午前3時ごろ、住宅に土砂が流れ込み、住人の男性が取り残されました。
現在、救助には至っていませんが、男性は意識があるということです。

熊本県を流れる1級河川の緑川が、「氾濫注意情報」を出しています。
すでに浸水が始まっている場合は建物の2階や屋上にあがる避難を行うなど、厳重に警戒をしてください。

玉名市中の境川では、「人が流されたようだ」と近くの住民から消防に通報があり、捜索活動を行っていますが、現在も行方はわかっていません。

また熊本市内では午前6時時点で、床上浸水30件、床下浸水18件の被害が報告されています。

また、福岡県でも被害が出ています。
消防によりますと10日午後5時半ごろ、福津市畦町で「川が氾濫している。高齢の男女が川に流された」と通報がありました。

男女2人は現在も行方が分からなくなっていて、警察と消防が捜索を続けています。

テレビ熊本
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