台風7号が関東に接近している。水害時の避難の備えについて詳しく解説する。

水害時の避難では靴選びが重要

お盆休みの日本に2つの台風が接近した。

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大雨が身近な脅威となるなか〝街の水害〟として排水が追いつかない「内水氾濫」がある。

今回は「水害時の避難」、特に「足元」に注目した。

防災士  川原浩揮:
水害時の避難では靴選びが重要です。
長靴を選びがちですが、中に水が入ってくることを考えるとスニーカーがおすすめなんです。

横浜市にある冠水した道路を再現した施設。深さ35センチの水槽に水が勢いよく流れている。
長靴とスニーカーを履いて検証した。

まずは長靴の場合。

記者リポート:
歩くたびに長靴の中に水が入ってきます。足が重くて歩きづらいです。手でバランスを取らないと、歩くのが怖いです。

続いてスニーカーの場合。

記者リポート:
足が軽くて歩きやすいです。スムーズに足を持ち上げることが出来ます。

防災士  川原浩揮:
冠水した場所を歩くときは、水の底になにがあるか分からないので、底が厚いスニーカーを履くのが有効です。

さらに、冠水現場では「歩き方」も重要だという。

早川遼消防士:
流れに向かって歩いていただくことが理想かなと思います。
大股で歩いてしまうと、足元がとられてしまいますので、なるべく一歩一歩の幅を小さく細かく、そういった状態で歩いていただくこと、これが重要かなと思います。

そして、靴以外の注意点としては、頭を守るためにヘルメットや帽子を被ること。両手を空けるために荷物はリュックにすること、そして、傘や棒を杖のようにして前を確認しながら歩くことなども有効。

「身近な脅威」の大雨被害。
災害時をイメージしながら、いざという時に備えることが重要だ。