コンビニエンスストア大手のローソンが22日から、おにぎりを冷凍で販売する実証実験を始めた。

冷凍にすることで、長期間の保存が可能になることから在庫管理がしやすくなり、食品ロスの削減につながるほか、店舗に仕入れるための配送回数も減ることで、トラック運転手の人手不足が懸念される2024年問題にも対応する狙い。
品切れも少なくなることで客の満足度を上げることも期待できるという。
気になる味についてローソンは、「冷凍おにぎりは”塩味”と”うまみ”の余韻が常温より強いが、いずれも味覚が鋭い人が認識できるとされる濃度差10%を下回っているため、違いを認識するのは難しいと考えられる。」としている。
実験では客に電子レンジで温めてもらい、常温が常識だった「コンビニおにぎり」が冷凍商品として受け入れられるか検証する。実験結果を見極めた上で、将来的には弁当や寿司など他の食品でも冷凍で販売することを検討する。
実験は、東京都内11店舗のほか、福島県内10店舗でも行われる。
福島県はコンビニなどで「おにぎり温めますか」と聞かれる全国1位の県との調査結果があることから、実験店舗に選んだという。