女性「すごいすごい、あ、見えてる見えてる」
男性「すげー」
夜空に規則正しく並んで進む謎の光。下から上へゆっくり進んでいくが分かります。
撮影した本庄聖さん：
他の星とはちょっと色味が違うというか。それもすごいきれいだなと思いました。
明らかに周りの星とは異なる光の列が各地で相次ぎ目撃されたのは7月末からのこと。
いま、この映像が話題になっています。
ＳＮＳに投稿されている映像で目を引くのは、#銀河鉄道 をつけた投稿。
宇宙を旅する人気アニメ「銀河鉄道999」を思い浮かべた人が多かったのでしょうか？
ゆっくり光の列が進んでいく様子は、999の列車の窓の明かりのように見えます。
この光の正体は？神奈川・平塚市博物館学芸員の藤井大地さんにお話を伺いました。
平塚市博物館 学芸員 藤井大地さん:
スターリンクというですね、「人工衛星」になります。
人工衛星「スターリンク」は、電気自動車のテスラや、ツイッター社の買収など、なにかと話題のアメリカの起業家、イーロン・マスク氏が設立した「スペースX」社が打ち上げたインターネット用の通信衛星。
光の列の正体、それは一列に並ぶ人工衛星だったのです。
「スターリンク衛星」は、これまでに4881機、7月もおよそ200機が打ち上げられています。
平塚市博物館 学芸員 藤井大地さん:
まとめてロケットに搭載されて打ち上げられるんですね。一度に放出するので、打ち上げられて数日間、隣り合って並んでいるということがありまして…、
平塚市博物館 学芸員 藤井大地さん:
それがまるで銀河鉄道のように見える。なかなか珍しいんじゃないかなと思います。
今回のように一列に並んだ状態が見られるのは打ち上げられてから数日間のみ。
その後は衛星同士の距離が離れていくため、見られた人はラッキーとのこと。
「スペースX」社は、最大で4万2000機を打ち上げる計画なので、また見られるチャンスがあるかもしれません。
(めざまし８ 8月３日放送)
