名古屋・栄に新しい中日ビルが完成し、竣工式が8月1日に行われた。店舗などのオープンは2024年春になるが、高さ158mのビルの内部を一足早く取材した。

旧中日ビルの天井画「夜空の饗宴」は壁画として生まれ変わった

名古屋・栄に完成した新しい中日ビルは、地上33階・地下5階、高さは約158m。オフィスやホテル、商業ゾーンが入る複合施設だ。

8月1日は竣工式とともに、一足早くその内部が報道陣に公開された。中に入ってみると、21mの吹き抜けのスペースがあった。

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屋上広場は壁の緑、そして芝生の緑、さらに栄の緑と、緑に囲まれています

地上約40mにできた「屋上広場」には、壁面緑化に円形の芝生、目の前には久屋大通の緑があり、栄の新しい憩いの空間となりそうだ。

段差があることでガラスの位置が低くなり、目の前を遮るものもなく、栄の景色をしっかりと眺めることができる。

中部日本ビルディングの井戸義郎社長:
昔、名古屋は「白い街」と言われましたけども、7階から見ますと非常に緑が豊かで、久屋大通公園と中部電力 MIRAI TOWERもすごくロケーションとしてきれいに見えます

かつての中日ビルのシンボルといえば、吹き抜け2階の天井画として親しまれていたモザイク画「夜空の饗宴」だ。

リポート:
旧中日ビルでは天井画として親しまれていたモザイクアート「夜空の饗宴」が、今回は壁画として移設されています

新しい中日ビルでも象徴として残った。

リポート:
オフィスロビーにあるのは新しい芸術作品です。この地域・尾張名古屋らしく、三英傑が立体的に表現されています

ステンレスで表現した立体的な三英傑、作品名は「インフィニティ トリ二ティ」で、新中日ビルの新しい象徴となる。

リポート:
中部電力 MIRAI TOWERの展望台よりも高い地上120mからこの眺望!名古屋駅の高層ビル群などをはっきりと見ることができます

最上階は地上145m。24階から32階までは「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック名古屋」。

眺望はもちろん、外国人客もターゲットに、実際に使える茶室や枯山水の日本庭園など、“おもてなし”を表現している。

リポート:
栄の街並みを眺めながら仕事ができるオフィススペースは、なんと1フロアあたり約700坪もあります

中日文化センターも、ビル内に戻ってくる。

新しい中日ビル、オフィスは2023年秋、ホテルと商業ゾーンは2024年早々に開業予定。

(東海テレビ)

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