ロシアの民間軍事会社「ワグネル」に近いとされ、拘束されたと一部で報じられている、ウクライナ侵攻の総司令官だった将軍について、ロシア下院の国防委員会委員長は12日、「休暇中だ」と述べた。

ウクライナ侵攻のロシア軍前総司令官・セルゲイ・スロビキン氏は、「ワグネル」のトップ・プリゴジン氏に近いとされ、「ワグネル」の反乱後に姿を見せておらず、国家反逆の容疑で拘束されたとの情報が浮上している。

ロシアの下院国防委員会のカルタポロフ委員長は、12日、ロシアメディアにスロビキン氏は「休暇中」と述べた。

ロシアメディア:
スロビキン氏と連絡を取っている?
カルタポロフ氏:
誰と?
ロシアメディア:
スロビキン氏。彼の居場所は様々な噂が流れている
カルタポロフ氏:
いや、彼は今休暇中だ。分からない

一方で、ロシアの反体制メディアは、スロビキン氏は2週間から3週間、家族と連絡を取っておらず、今月誕生日を迎えた妻と娘にも、メッセージすら届いていないと報じている。

また、ロシアの反体制メディアは12日、情報筋の話として、スロビキン氏が、FSB=ロシア連邦保安局に拘束されたと報じた。

「ワグネル」が先月起こした反乱に関与した疑いが持たれているという。

FSBの公式発表は出ていない。

国際取材部
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