アメリカとロシアの核軍縮合意「新START=新戦略兵器削減条約」が5日失効します。。
最大の核保有国への相互制限がなくなることで、新たな核開発競争への懸念が広がっています。
「新START=新戦略兵器削減条約」は、アメリカとロシアの間の唯一の核軍縮合意で戦略核弾頭の配備数を1550発以下に制限するなどしています。
ロシアのプーチン大統領は2025年9月、この条約の1年間の延長を提案しましたが、アメリカのトランプ大統領は正式に回答しておらず、条約は5日に失効します。
一方、トランプ大統領は1月、アメリカメディアのインタビューで「より良い合意を結ぶだけだ」とし、中国を含む新たな条約の締結に意欲を示していますが、中国外務省は3日、参加について否定的な考えを示しています。
新STARTの失効を受けて、国連のグテーレス事務総長は声明を発表し「核兵器が使用されるリスクは過去数十年で最も高まっている」として、条約の失効を「最悪のタイミング」と指摘したほか、「国際平和と安全にとって深刻な局面を意味する」と懸念を示しました。
そのうえで「急速に変化する状況に適した軍備管理体制を再構築する機会でもある」と強調し、アメリカとロシアの両国に対し後継の枠組みへの合意を呼びかけました。