帝国データバンクの調査によると、2023年上半期に倒産した企業の数は4,006件で、5年ぶりに4,000件を超えた。
業種別では、「サービス業」、「小売業」、「建設業」の順で多く、14年ぶりに全業種で前年同期を上回った。
離職などで人手を確保できなかったため、業績が悪化し倒産した、いわゆる“人手不足”倒産の件数は、110件にのぼった。半期では初の100件超となり、通年で過去最多を更新するペース。
また、コロナ禍でブームとなった「唐揚げ店」の倒産も過去最多となった。外出制限の緩和でテイクアウト需要が減少したほか、鶏肉や油の価格が値上がりしたことも要因とみられている。